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集合論入門が終わったら、次は何をやろう・・・ [ひとこと言わねば]

4月の半ばくらいには、現在、連続掲載している集合論入門が終わってしまう。
集合論入門が終わったら、次は何をやろう・・・

書くネタに困り始めて、集合論入門が終わる前から、もう既に、戦々恐々とし、気分はすっかりブルーだにゃ。
大体、連載中の集合論入門は、1/4〜半年かけてやるべき内容を、1ヶ月以内にやってしまうんだから、そりゃ〜、すぐにネタ切れになる。しかも、このスピードで進むから、次に何をやるか決める時間もなければ、その準備なんてゼロ!!

「線形代数入門を途中でほっぽり出したまんまにしているのだから、線形代数入門の続きをやれ」と、もっともなことを主張するヒトがいるだろうけれど、行列式の定義をする前に、順列をやらないといけないし、行列式の基本変形なんてものをやらないといけない。手書きならばともかく、数式エディタを使って、この変形を一々書くなんて、超面倒くさい上に、So-net名物1記事10万字以内にすぐに引っかかってしまう。

  

これを、直接、記事に埋め込むと

<p style="margin-bottom: 0cm; line-height: 100%;"><img src="data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAAIAAAABHCAIAAABAsdiQAAAK/0lEQVR4nO1dCXAT5xXeU7clH7JlbMs24AvZBl910hJawIWSEjplKJRpyzFNhp6kcZMONaUFOhACJVzTTCgkTSgpYENoGZjQklJDgwEDJlAcKGCwwQfGp2RLlrTaoyvbsbW7sizh/bei0jee8a5Xft/u/+17//HerjCGYSDAoFwUiqOgWYIaNEnCGAZ7OYIB5ybbrlTZ86enyIAzBS+YnusnWybNM6mEh4ALwHRd/ntrbiFomuAGDFtqzjTMNpnkgkPABbDevixPnwne0YIb6vGpDdXtlClJEIlBtwzRVEvmfVsBmCXogRmyo27V90FJEYIjYImZ3vv1salqb71PaEFhTLccbiKmTeJ3hYAFcNy/4kz/kjDyhRwQrVFX32iHJBaAsTZ1xI9XAuV4SqBIynCcbyZm63gKgBXA2XyTGP9sKA9Ah4BoE/D7j5yQSVIBHM31WFwEApTjaYEsZpytupMsieA2OVABXI/rHEkzcZAUTw/wuFT6XisBpUooANHeQBtjeALQlqvvlv26/KFM5Wyue+TETRvOVMyLEo80WO0j6lj5o3YnBHGnw0AFcLa3IDEazwjEWM79ctqCC9/728m38jXEZ+tyJn+Qleplgv6kCGb7mE5P3OkmoShOm4MUwNX5gIgt9mSw12xYuhN+9UZpvoadGvTVXWzE04qSxBulBrV9LNJAPexwQRMkFKCRNMz2YLBe+v0fGyatWzihPyo5H1bfIYxLJoh3gwa3fUwXTzezHsD7q2hnJwRpaaWjI4ZXP1wtFy91RRZNjusnZax11U2ydBFv0CC3D8t1yt6OPgaK8FwYACgA4+jsRqJUwwLQdosDGko/OOqr7pDJLw3cQGRb1e5fvPbRjCPHlycyHtsBZRH8tI/2VL7ygw91OdFtNfVZv9n9cp6/KyU+7PMprP96ZfkH6rz4rprbKWV7VxVr3RSoWkfWWkjI4DksASgA2dNKaLI9yGSJhZly84nt5bUZM7qObSl7p0k2rTCRnZgw9pZGeW4afYTkbgcIv+yzwBPnrdk0MzvCcnxe/obz3z8yS7BCFqB9SECBGr62esucgkjLiW8UbL30k4qvuilQdSTd0ct+QCIBKEsbFVnscQ/D+rk7di2aV/rilPypP93y6rP63edv/Wl/bcnKHGVy4RTn6f4bEfbYDhB+2WehzCjJdv+mSVqpV/vvZD7s809bmfl8gbsJbG22mKy4wckvqoqkO3sprlGQAti6aJ2Kc32KzBXld1aUD+4tZd4UmTIQ+1TzycP4irVFgfTRAdhnrNff3bj9cFXKz97LHOwlELWO7rRKKECfhVbJg3MdgrFe27O1btkf1mSCWqiCNVNe2vT+srod0xe/kXdubQ4rAiLXIGwvTEM6j0YB2QfYehm1PAhTAbT58p5t53N+tWaaHlCpAPnoQjVdNDURxyIT1Nbbg2EHlqllzlZWAEgSAWi72YFr/PIAxnb3H0fLq5oa1AcrJn49h6w5NrCdtnD+9BQRsmme9tMWzlFtW1x2FDVUvM3GlNyyYweXpYy9FbgULxhv7tt8/OxEdW9dbfa6TYWDYQ6Rqxirg+b8IzgBKLvZicf7JQCsTp+1ZA37M7hvyh3eFgN8+zvvde8U0bw3ihf37PHyIbmK7nVwOwFwAjBOK4GpZEEYgv5nQGRKusculQfQLjuN4eH29wCMYaTVKZUAjMvByLwWg4UsYEzGOF3cSkSwAuBoWAAPsAJAjkAE6Lv8mqn4zeaSI60fL4gJtClpwkHjYQ/wBCsA7CL87oSpxooNn2Tmyh/cPlfvWBATaG0DQzqhcAjiAEZlCOkgWRcYbpaRBbBe3PZ+wm93zio7tfLiZ2a6SBnonJamGCTc/hwgKEw5/ROAbPjzloYlu0rSm4tioaNn79mXjVMHRsawAsBwWAFPwAjMUDSnE/AuAGP5ZOvRnNV/ScEU8i9nQHuvftpGPjf+889a/7k4oaS81+t/orOOd556QddvhIYQvteAzphLQDEG+zCMsK3iRyfsqtu30/rDPf0z6EjTF5Oht8/eta8c//myuWbmoR7m0OhnygrAcQDQGXMJKMZon/UAmhp1HsB0nd646+o1w4KvbHPvEo/bINuN6kZiNr+oa5RzZXghCHTGXAKKsdpH3CGIGSUEEf95Zwf5u5qr82MH4ofj01VZBdvP3bZCpuiAzpYl8nQA0BlzCSjGbp+9IRnfIYhu/2jD8bzSU7FD0VuemGeEXLeqGhzzowdWJq2V3zHOPGj2yiCbc6Lt5Nz+PoANePQwG+iMuQQUY7fPdgAwyo3LPAEctW9t6Vh6KM9j0A9rUnMM0LkL7FC0IL5fFs2MA93MgdHIYHbM5aG2r4y2IEtOPVFefkQKnv0Jl0pFT8rzKNJqSoVJ+QEBeMuTHgJQ7ZVbX/7xG9fli47d/O7KyQOGXQ0V6zdXdkJQ2/ofvW7cu3q63u/pAOL2gKE9XxltXpb88HPdT5SXH5GC4trfnyJ+Up53CfuTvSTlWfFYAXgjQw8B0NgZqw7eWsUlxVMXbf7ros2BtUQ/YBiFPQTwldHmZcmfNC8/MgXXPoikPM+m16R8vwcgmM8QJCZYqTkPIY+W0X6SLDkPPil49kEk5T1seknK94/MYWTEECQyYBSHeWNeHwCdJefZB0HHteklKc86AEkjvBVigALgCsRF+vUYPugsOc8+CDquTe9Jeff6JI0rcckEUMKEXwLYr6zlZMkPfIs4M5zgHntenme//OdXRU/K8yg+3Eju2ypMyjOUi5HJRuyERQaCy2H/PEBZLMiScxLcY4XA/jLRk/LCS/CWlGdIAlHgUgkAy5SIiwL+JpCnCqQLVuCSdcK4EiWd1OgfDB3QJAErRp6IiQxUGSl32QhuHVhog3H2IVqFZH2AKlJBdjvDAgyDdgvALVcG2gdo1XSjM9wJDINy2DGdUioPgFCVFulz+j0V+/8HQ1hd8kjpBGBjEGJzhAUYAu3opZRJ0gmAaWNRiy08DBoCZbMgehNv8g0yBGkNmMUW9oAhUH1m1KDltThIASLi1HaLg4G0wyPfkK6KYD0Ai9NK5wEQpotDm9wxaJAk1KsiaBvrATrpPADCohPRjp4hAUK9KoK2dRJR8QpengmkALg+BX9sJiGo/wxDviqCND/GUnP5L+8BKQCiidf29hAQ5C5qDFdFsALgqXopBWBdIBmtYWNQFOq7pEDwYL/IVRE8+1k14ldF8ChM14RVEWSPWZ2g418OUAFkhjT0YTsBpSh9lxTwHuwvnyp2VQTX/r5k8asieJewzyioiqDMLaQxT/D6MKACIFqjvrvbBUHKUUoKuDUE4ldFcO0DqYrgUQirIoi2B3LTXEG8AvvSPnliFlLZRUL9sw9fJQVeawgCx4gUXuyLXRXBoxAwEt0WQ5JGcFeBFQDTT1A3Pha8qE4IbzUEYoJvXyZ+VQSfgreLtN+nM4QOAPrNuQpjhu2KhX5G5SsnMEINgWjg23eZL78nclUEj8LcfKFKzr0iV0tjTFq0kA+wAJjBFNvU4oDG+XJ0po/7YL/SdvdjMasiePZNN9cWiF0VwaPIZ06XrudURZD19VDe816eswP99nRFcoa5spMqVPm41/CJ/Af700WtihDYF/9VBQIK/hVZHjxMmKjzMq4ALQASlWm8d88KGXWAiYIbjgc30MnLvfVswL9ZQZZcnPRvdi7Af2l1SIHp64SKczXeDoH/agtl1txnbKGel1dlf/MLUV4nNhJ8t4hMnxzKd78bsCLOOMJI4r+ouHmO56IpUwAAAABJRU5ErkJggg==" name="オブジェクト1" width="128" hspace="8" height="71" /></p>

という得体のしれない文字列、約4000字に相当してしまう。こんな単純な行列、1つで、この文字数。ちょっと複雑な行列の演算なんかの式で作ったら、式1つで1万字を軽くオーバーしてしまう。そりゃ〜、腰が引けるってもんだケロ。


行列式の記事を1つ書いたら、お前らがカンパしあって4〜5万円、お賽銭にあげてくれるってんならば、丸々、1日がかりでやろうかというインセンティブが涌くかもしれない。


お賽銭は300円以上だから、1記事ごとに、百数十人が喜捨の心を発揮してくれれば、やってもいいかという気持ちにならんこともないけれど、そうでなければ、線形代数入門の記事を続ける気になんか、とてもじゃないが、ならない。3×3の行列式に関しては、これまでに、このブログで何度も公式を書いてある。また、実際問題として、3×3より大きい行列式なんて、ヒトではなくコンピュータが計算すべきものだにゃ。人間は、2×2と3×3の行列式の計算法を知っていれば十分だにゃ。理論的な部分は、2×2の行列で十分だし(2×2の行列で成立しないものは、一般のn×nやm×nの行列でも成立しない)、ますます、やる気が起きない。行列と同じものではないけれど、テンソルは、もう既にやったしな〜。ますます、やる気が失せてしまう。
実は、テンソル入門も完結していない。クリストッフェル記号の部分が欠けている(>_<) 途中まで書いたが、書くことがあまりに面倒くさいので、「面倒くせぇ〜」と、記事にするのを投げ出してしまった(^^ゞ


この全ての元凶は、So-netブログに1記事10万字以内という制限があるせいだにゃ。
ネムネコは、まったく、悪くないと思うケロ!!

あ〜、次、なにをやろう・・・。このことを考えると、ホント、頭が痛いにゃ。


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今日のアニソン、「人類は衰退しました」から『ユメのなかノわたしのユメ』 [今日のアニソン]

今日のアニソンは、アニメ「人類は衰退しました」から『ユメのなかノわたしのユメ』です。


この歌手の声が何ともいい味を出していて、ネムネコのお気に入りの1曲です。
さらに、このアニメのOP曲も合せて紹介。


ところで、このアニメでは、衰退した人類に変わる新たな人類は「妖精さん」。妖精さんたちは、(旧)人類とは比較にならない物凄い能力を持っていて、滅び行く人類では産み出せないものを次々と作り出すことができる。
しか〜し、妖精さんたちには根本的に欠けているものがある。怪しげな超技術(?)を使って、旧人類が作り出したものを改良し、それを急速に発展させることはできるのだけれど、それまでになかった新しいものを生み出すことができない。つまり、創造力を有していないんだケロ。
ネムネコが、何を言いたいのか、わかるケロかね〜(^^)

あなたは、妖精さんの新人類に属しますか、それとも、滅び行く旧人類ですか?


ネムネコは、けものだから、アニメ「すかすか」のアイセアが大好きだったにゃ。


アイセアのこのウザさ、そして、痛烈なまでの皮肉、どこか、ネムネコに似ていないケロか(^^)



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デデキントの切断と上限、下限 [集合論入門]

デデキントの切断と上限、下限

 

§1 上界と下界

 

Aを実数全体の集合Rの空でない部分集合とする。

あるα∈Rがあって、任意のx∈Aに対し、α≧xであるとき、αA上界という。

すなわち、

  

である。

あるβ∈Rがあって、任意のx∈Aに対し、β≦xであるとき、βA下界という。

すなわち、

  

Aの上界(下界)が存在するとき、A上に有界下に有界)であるという。Aが上に有界かつ下に下界であるとき、A有界であるという。

 

例1 空でない実数Rの部分集合

  

があるとする。

α≧1の実数αに対して、任意のx∈Aα≧xだから、αAの上界で、1Aの最小の上界である。

β≦0の実数βに対して、任意のx∈Aβ≦xだから、βAの下界で、0Aの最大の下界である。

また、Aは上に有界でかつ下に有界だから、Aは有界である。

 

§2 最大数と最小数

 

ARの空でない部分集合とする。

α∈Rが存在し、α∈AかつαAの上界であるとき、αA最大数といい、記号max Aで表す。

β∈Rが存在し、β∈AかつβAの下界であるとき、βA最小数といい、記号min Aで表す。

 

例2

  

とする。

このとき、1∈Rは、任意のx∈Aに対して

  

が成立するので、1Aの最大数。したがって、max A=1である。

また、0∈Rは、任意のx∈Aに対して

  

が成立するので、0Aの最小数。したがって、min A=1である。

 

例1の場合、Aの最小の上界11∉AだからAの最大数ではなく、Aの最小の下界00∉AだからAの最小数ではない。

 

§3 上限と下限

 

定理1

Aを実数全体の集合Rの空でない部分集合とする。

(ⅰ) Aが上に有界ならば、Aの上界の全体集合Bには最小数が存在する。

(ⅱ) Aが下に有界ならば、Aの下界の全体集合Bには最大数が存在する。

【証明】

(ⅰ)を証明する。

Aの上界全体の集合をBとし、それ以外の数を全体の集合をCとすれば、

  

である。

何故ならば、pAの上界ではない(補足)ので、

  

だから、

  

したがって、ここに実数(C,B)の切断ができる。

すると、デデキント切断によって

のいずれかが存在するが、この場合は、(2)である。

(1)であるとすると、α∈Cだから、先ほどのpと同様に

  

であるxが存在し、ここで

  

であるα’をとれば、α’<xx∈Aだから、このα’Aの上界ではなくα’∈C

故に、

  

これはα=max Cであることに矛盾する。

(ⅱ)も同様。

(証明終)

 

(補足)

pAの上界であるとは、

  

したがって、pAの上界でないは、上の否定をとった

  

すなわち、

任意のp∈Rに対して、

x>p

を満たすx∈Aが存在する

になる。

(補足終)

 

Aの上界の最小数をA上限といい、sup Aあるいはであらわす。

Aの下界の最大数をA下限といい、inf Aあるいはであらわす。

Aが上に有界(下に有界)でないとき、sup A=+∞inf A=−∞とあらわす。

 

上限、下限を用いると、定理1は次のように言い換えることができる。

 

定理2

(1) 上に有界な集合Aには上限sup Aが存在する。

(2) 下に有界な集合Bには下限inf Aが存在する。

 

 

定理3

sup A=αである必要十分な条件は、任意のx∈Aに対してx≦α、かつ、任意の正数ε>0に対してα−ε<xを満たすx∈Aが存在することである。

すなわち、

  

inf A=βである必要十分な条件は、任意のx∈Aに対してβ≦x、かつ、任意の正数ε>0に対してx<β+εを満たすx∈Aが存在することである。

すなわち、

  

 

 

デデキントの公理をもとにしてこれらの定理を導いたが、定理2からデデキントの公理を次のように導くことができる。

 

A,B)という切断があるとする。

集合Aは上に有界だから、定理2より上限α=sup Aをもち、α∈Aα∈Bのいずれか一方である。

もし、α=sup A∈Aならば、αAの最大数である。

α=sup A∈Bならば、定理3より、任意のε>0に対して、

  

であり、α−ε∉Bとなって、αは集合Bの最大数になる。

 

したがって、デデキントの実数の連続性公理と上限・下限の存在の定理2とは同値であり、どちらを実数の連続性の公理として良いことを示している。

 

実数の連続性の公理 (デデキント)

実数全体の集合Aの切断(A,B)を作ると、Aの最大数かBの最小数かのいずれかの一方だけが存在する。

 


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お前らに質問(3月31日) 積分編 [広義積分]

お前らに質問(3月31日)

 

お前らに、質問!!

 

問題 次の(広義)積分の求めよ。

  

【解答1】

公式

  

より

  

(解答終)

 

【解答2】

0<ε<1とすると、

  

(解答2終)

 

さてさて、これは正しいか?

間違っているとしたら、どこがおかしいのか、答えよ!!

 

q-0330-graph-001.pngなお、赤い色で領域の(符号付きの)面積が

  

青い色で領域の(符号付きの)面積が

  

である。

図形的には、正負の符号が違うだけで、赤と青の部分の面積は等しいので、

  

になりそうだが・・・。

 

また、f(x)=1/xとすると、

  

つまり、f(x)は奇関数。

f(x)が奇関数のとき、任意の実数aに対して

  

って、準公式もあったな〜。




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