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お前らへの質問の解答? (11月24日 不定積分) [お前らに質問]

お前らへの質問の解答? (11月24日 不定積分)

 

 

さて、お前らへの質問についての解答を教えるにゃ。

 

不定積分は定数の違いを無視して同じものとみなすので、

  1125-001.png

でも、

  1125-002.png

のどちらでも構わないんだケロ。

現に、(1)の右辺に2を加えると、

  

になるからね。

 

 

追加問題

  1125-003.png

と変形することし、次の不定積分を求めよ。

【解】

(1)

  

ここで、t=cosxとおくと、

だから、

  

 

(2)

  

 

(3)

  

(解答終)

 

(3)より、

  

したがって、

  

 

 

 

発展問題 次の不定積分を求めよ。

  

【解答】

とおくと、

  

a²>1a≠0のとき

  

このまま続けると見通しが悪いので、

  

と置き、置換積分を適用すると、

  

(解答終)

 

ということで、

  

という不定積分は、aの値によって、その形が大きく変わるんだにゃ。

 

追加問題2 次の問に答えよ。

(1) 次の定積分の値を求めよ。

  

(2) (1)の結果を利用して、次の定積分の値を求めよ。

  

【解】

(1) とおくと、

  

よって、

  

 

(2) と置き、置換積分を適用すると、

  1125-010.png

(解答終)

 

また、(1)より

  

 

追加問題の手法に習って、

  

ちなみに、

  

ではあるが、この結果を用いると

  1125-014.png

だから…。

だから、

  

はいいとしても、

  

の値は存在するのか、存在したとして、その値はいくつなのだろう?

 

みんな大好き、ロピタルの定理を使えば、

  

となるが、このブログでは、ロピタルの定理の使用は御法度!!

 

もっと、プリミティブな考え方をすれば、x0に限りなく近いとき、

  

ではあるのだが・・・。

(2)の定積分においても、

  

となり、同種の問題が発生する。

 

というわけで、おまえら、次の問題を解くように。

 

問題 ロピタルの定理を使わず、次の極限を求めよ。

 

下のグラフを見ると、

x軸にπ/2平行移動すると、この曲線は重なりそうな気が…。

 

nankanozu.png

 

オレは、優しすぎるね〜。

ちょっとお前らに甘すぎるにゃ。

そう思わない?

 

 


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お前らにヒント!! [お前らに質問]

ちょっと、お前らにヒントを!!

 

問 次の不定積分を求めよ。

  

【答(?)】

  

【答(?)終】

 

コレは正しいかい?

 

問の答は

  

なのでは?

 



4分くらいじゃ、この難問(?)に答えられないかもしれないので、




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お前らに質問(11月24日 不定積分) [お前らに質問]

お前らに質問(11月24日 不定積分)

 

 

この問題は、「お前らに解いてもらおうか」と思ったのだけれど…。

 

問題 aを実数の定数とするとき、次の不定積分を求めよ。

  

【解答】

とおくと、

  

a²>1a≠0のとき

  

a=0のとき、

  

a=1のとき

  

 

(解答中止!!)

 

「符号にマイナスがついているケロ!!間違っているんじゃないか?」と、強い不安に襲われる。

 

そこで、某ソフトに、この計算をお願いしたところ、

  

という答がかえってきた。

 

「やっぱ、間違っているじゃないか!?」

 

 

nemuneko-hekomu.png

 

 

しかし、いくら考えても間違いを見つけられない。
 ――だって間違ってねぇもん!!いくら計算を見返したって、間違いを見つけられるはずがない!!!――

と同時に、オレは、こんな計算もできないのかと思い切り凹む。

 

 

 

 

 ――凹んだのは事実だけれど、「一致しないのは、アレだからだな」とニヤつく。と同時に、新たな疑問が…――

 

さて、お前らには、ネムネコが陥った絶体絶命の窮地から、ネムネコを見事救ってもらおうじゃないか。

 

また、

a=−1のとき、すなわち、

  

あるいは、

  

の不定積分を求めるにゃ。

 

 

追加問題

  

と変形し、次の不定積分を求めよ。

 

 

 

要するに、一見簡単そうに見える

  

という不定積分は、aの値によって、その姿を大きく変えるのであった。


意欲的な――己の身の程を弁えない(・・?――奴は、次の不定積分を求めるといいケロ。

 

発展問題 次の不定積分を求めよ。

  

 

一般の0<a²<1だと難しいかもしれないので、

  

を求めるケロ!!

一般の場合よりも、返って、こちらの方が面倒かもしれないが(^^)。

 

 

 

 

さらに追加問題!!

 

追加問題2 次の問に答えよ。

(1) 次の定積分の値を求めよ。

  

(2) (1)の結果を利用して、次の定積分の値を求めよ。

  

 

 

 


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お前らに質問の解答例(11月14日と11月20日) [お前らに質問]

お前らに質問の解答例

 

 

11月14日出題 2次方程式

 

omae-p-01.png問題 方程式ax²−x+1=0aは実数)が解をもつとき、1つの実根は2より大きくない正の根であることを示せ。

【解答例】

a=0のとき

方程式は−x+1=0で、解はx=1≦2

 

a≠0のとき

2次方程式ax²−x+1=0は実根を持つので、

f(x)=ax²−x+1とおくと、

よって、方程式f(x)=00<x≦2に解をもつ。

(解答終)

 

ちなみに、a=1/4のとき、x=2の重根だケロよ。

 

 

11月20日出題 円の方程式

 

問題1 a≠0とする。点(0,a)を中心とし、x軸に接する円の方程式を求め、それを極座標表示の方程式(極方程式)に書き換えよ。

【解答例】

(0,a)を中心とし、x軸に接する円の方程式は

を代入すると、

とすると、より、

 a>0のとき、0≦θ≦π

 a<0のとき、π≦θ≦2π

a>0a<0のいずれの場合も、r=0、すなわち、原点は、曲線上の点になるので、

 

(解答終)

 

 

madowashi-no-zu.png問題2 点(a,b)を通り、x軸となす角がαである直線の極方程式を求めよ。

【解答(?)例】

α=π/2のとき、デカルト直交座標系における直線の方程式は

を代入すると、

また、r≧0より、

a≠π/2のとき、デカルト直交座標系における直線の方程式は

これに、を代入すると、

よって、

(解答例(?)終)

 

となるθが存在しなければ、確かに、⑨はα≠π/2のときの極方程式(のすべて)になる。

しかし、となるθが存在すると…。

 

この場合について、お前ら、考えるにゃ。

cosθ≠0の場合、

となりますが…。

 

yasasisugiru.png

 

いつも、思うが、オレは優しすぎるね。

そして、この優しさは、お前らから考える機会を奪うことになるので、罪だケロね。

 

 

「美しきもの」の例として、さらに、

 

 


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お前らに質問(11月21日 数列) [お前らに質問]

お前らに質問(11月21日 数列)

 

 

さてさて、お前らに次の問題を解いてもらおうじゃないか。

 

問題 次のことを示せ。

(1) x>0のとき

  

(2) とするとき、が単調増加数列であることを示せ。

 

ただし、(1)を証明するのに、微分積分の知識を使っちゃ〜ならないものとする。

 

が単調増加数列であることを示すには、2項定理を使って、をそれぞれ展開した

  

と、

  

とを比較し、大小関係を判定するのが一般的で、

を展開した奴は、のそれよりも、第3項以上が大きく、しかも、項数が1つ多いので、

  

となる。

 

なのですが、

問題の(1)の不等式をうまく活用すると、が単調増加であることを示すことができる。

 

とはいえ、

こんなものはそうそう思いつけるものでないから、心優しいネムネコは例によってヒントを出してやるにゃ、

  

と置き、あとは、うまく式を変形する。

 

これを思いつくには、ハッキリ言って、電波が必要だね。

 

 

解けた奴は、この記事のコメント欄に回答を書き、ネムネコのところに送信するように!!

 

正しかろうが、間違っていようが、それを清書した上、このブログの記事としてアップするにゃ。

 

 

 


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ウォリスの公式 [微分積分]

ウォリスの公式

 

 

ウォリスの公式

  wallis.png

 

ウォリスの公式を証明する前に、復習を兼ねて次の問題を解くことにする。

 

問題 とするとき、次のことを示せ。

【解】

(1) とおき、置換積分すると

  

 

(2) 部分積分を適用すると、

  

(解答終)

 

問題1の(2)より、

nが偶数のとき

  

nが奇数のとき

  

となり、

  

なので、

  

あるいは、

nを正の整数のとするとき、

  

 

 

問 上の結果を利用して、次の定積分の値を求めよ。

【解】

(解答終)

 

さて、これで準備が整ったので、次に、ウォリスの公式を証明する。

 

ウォリスの公式

  wallis.png

【証明】

0≦x≦π/2nを正の整数とすると

  

だから、

  

したがって、

  

したがって、

  

が成り立つので、

  

したがって、ハサミ打ちの定理より

  

また、

  

だから、

  wallis-003.png

したがって、

  wallis-004.png

(解答終)

 

 


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お前らに質問(11月20日 円の方程式) [お前らに質問]

お前らに質問(11月20日 円の方程式)

 

 

今回は、

ネコにも劣る知能と思考力しか有さないと噂される、お前らに、超〜簡単な問題を出すにゃ。

 

 

問題 a≠0とする。点(0,a)を中心とし、x軸に接する円の方程式を求め、それを極座標表示の方程式(極方程式)に書き換えよ。



2tsunoen.png


いくらのお前らでも、この問題ならば解けるだろう。

 

 

まぁ、この場合、下図に示す幾何学的な関係から、極方程式を直接導くこともできるんですがね。

 

kikagkutekikankei.png

 

ただし、これはa>0で、かつ、0<θ<π/2のときだケロ。

a>0で、π/2<θ<πのとき、導いた関係が成り立つかどうかはわからない。

まして、a<0のときは言わずもがな。

 

と、図を新たに追加し、ネムネコは、お前らを惑わすのであった(^^)

 

 

高校の数学Ⅲで極座標について習っているはずだから、極座標についての説明は不要だよな。

 

などと偉そうなこと言っていますが、実は、ネムネコ、極座標の正確な定義を知らないので、説明できないのだった。

だって、オレが高校生だった頃、数学のカリキュラムに極座標は入ってなかったにゃ。

そして、大学に入って、解析(微分積分)の時間に、

kyokuzahyou.pngいきなり、xyを実数とするとき――より正確に書けば、(x,y)∈R²――

  

という対応関係から定まるr(≧0)とθの組を(rθ)で表す。

すなわち、

  

あるいは、

  

みたいに始まり、そして、これだけで終わった。

 

実は、公式(2)、(2’)すら大学の数学の講義で習っていない(^^ゞ。

 ――「こんなことは、定義から明らかで、わざわざ講義で教える必要はないし、講義でこんな自明なことを話す時間的余裕なんて無い!!」ってわけか(・・?――

そして、こんにちに至る。

 

複素関数のガウス平面表示、そして、オイラーの公式

  

なんての出てきたけれど、これとて、「こういう関係がある」(「このように定義する」)の一瞬で終わってしまった。

 

だから、ネムネコは、極座標について説明できないにゃ。

 

 

 

ついでだから、もうひとつ問題。

 

問題2 点(a,b)を通り、x軸となす角がαである直線の極方程式を求めよ。

 

madowashi-no-zu.png

 

ネムネコは、優しいから、絵をプレゼントしたにゃ。

ただし、惑わしかもしれないので、注意が必要だにゃ。

 

あと、αが90度、すなわち、α=π/2のとき、注意すること。

α≠π/2のとき、直線lの傾きはtanαだから、デカルト直交座標系における直線lの方程式は・・・。そして、求めた式にを代入し、rについて解けば・・・。

α=π/2のときは、え〜と、え〜と…

 

 

と、錯乱するのであった!!

 

この他にもトラップ、罠が仕掛けられているかもしれないので、注意したほうがいいケロよ。

 

 

たとえば、

  

のときは、どうなるのかとか(^^)

このときは、どのような場合だにゃ。

 

 


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第50回 極方程式で表された曲線の面積 [微分積分]

第50回 極方程式で表された曲線の面積

 

 

oogi-kinji.png定理 (極方程式で与えられた図形の囲む面積)

曲線Cが極座標を用いてr=f(θ)α≦θ≦β)と表されていて、f(θ)は連続であるとする。このとき、曲線Cと半直線θ=αθ=βで囲まれる部分の面積S

  

である。

【証明】

閉区間[α,β]の分割

  kyo-men-001.png

をとり、曲線r=f(θ)と半直線に囲まれた微小部分を扇型で近似すると

  kyo-men-002.png

仮定より、f(θ)[α,β]で連続なので、[α,β]で連続。

したがって、|Δ|→0のとき、

  kyo-men-003.png

に収束する。

よって、

  kyo-men-004.png

(証明終)

 

 

 

問題1 次の方程式で表される曲線の囲む面積を求めよ。

  

【解】

r≧0だから、a>0のとき−π/2≦θ≦π/2a<0のときπ/2≦θ≦3π/2

したがって、

a>0のとき、この曲線が囲む面積S

  kyoku-001.png

a<0のとき

  kyoku-002.png

よって、

 

enndakero.png

 

(解答終)

 

この曲線は、点(a,0)を中心とする半径|a>0の円だから面積S=πa²!!

また、この曲線は、x軸に関して対称なので、この曲線の第1象限における面積を2倍することによって面積を求めることもできる。

すなわち、a>0のとき、

  kyoku--003.png

また、a<0のときの曲線は、y軸に関してa>0のときの曲線に対称だから、その面積は等しい。


問題2 カージオイドの面積を求めよ。ただし、a>0とする。

【解】

r≧0だから、0≦θ≦2π

よって、

  

 

casiode.png

 

(解答終)

 

カージオイドはx軸に関して対称なので、対称性に注目し、

  

と計算してもよい。

 

 

問題3 a>0とするとき、次の曲線(4葉線)の囲む面積を求めよ。

  

【解】

の両辺を2乗すると、

  

曲線の対称性から、第1象限で囲まれた図形の面積を4倍すればよい。

したがって、求める面積S

  kyoku-004.png

yotsuba.png

 

 

(解答終)

 

 

問題4 a>0とするとき、次の曲線(レムニスケート)の囲む面積を求めよ。

  

【解】

lemniscate.pngを代入すると、x²+y²=r²だから、

  

r²≧0より、cos2θ≧0

よって、−π≦θ≦πとすると、

図形の対称性から第1象限で囲まれた部分の面積を4倍すればよい)。

 

(解答終)

 

 

Descart-clover.png問題5 a>0とするとき、次の曲線(デカルトの葉線)の囲む面積を求めよ。

  

【解】

を代入すると、

  kyoku-005.png 

よって、求める面積S

  kyoku-006.png

ここで、t=tanθとおくと、で、θ=0→t=0θ=π/2→t→∞に対応するので、

  

(解答終)

 

デカルトの葉線は直線y=xに対称なので、

  kyoku-007.png

ここで、t=tanθとおくと、で、θ=0→t=0θ=π/4→t=1に対応するので、

  

としたほうがいいのだろう。

 

問題5の解答では、

θ=0→t=0θ=π/2→t→∞に対応する」にすこし”やましさ”がある。

正しくは、「θ=0→t=0θ=π/2−0→t→∞に対応する」とすべきところだから。

 

y=xに関して対称なのは、x³+y³=3axyxyyxに入れ換えても同じ式になることからわかる。

 

 


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お前らに質問(11月19日 定積分と面積) [お前らに質問]

お前らに質問(11月19日 定積分と面積)

 

 

daen-gra.png次の方程式で与えられる楕円があるとする。

  11-19-000.png

この楕円の面積が

  

であることを、我々は知っているものとする。

 

と置き、これを(1)に代入すると、

  11-19-001.png

kyokuzahyou.png(3)は、極座標を用いて、(1)を書き換えた極方程式だにゃ。

 

0≦θ≦π/4のとき、これは、デカルト直交座標系でx≧0y≧0の部分、すなわち、第1象限に該当するので、楕円(1)とx軸、y軸で囲まれた部分の面積は、

  

になる。

 

ここで、極方程式で表された面積の公式を用いると、次の関係が成り立つ。

  11-19-010.png

は(3)で求めてあるから、これを代入すると、

  

 

いっさい、積分の計算をすることなく、というなんか難しそうな定積分の値を求めたことになる。

 

ではあるが、お前らには真面目に積分をして、(4)を示してもらおうか。

 

問題1 次の関係が成り立つことを示せ。

  11-19-003.png

 

(4)でもいいのだけれど、数学の本ではコチラの公式(?)の方が多数派のようなので、コッチにしたにゃ。

 

ヒントを出さないと、お前らは絶対に、この問題を解こうとしないだろうから、

t=tanθとおくと、

  

になるにゃ。

とすると、

  

 

なお、θ=π/2のとき、t=tanθは発散するので、

  

とするといいにゃ。

 

もう、答を書いたようなものだが、お前ら、最後までやれよな。

 

ちなみに、a=bのとき、

  

だから、

  

となり、等式が成立していることがわかる。

 

本によっては、

  11-19-006.png

となっているかもしれないけれど、abを入れ替えたものだから、成り立つのは当たり前。

また、t=π/2−θ、すなわち、θ=π/2−tとおくと、

  

となり、さらに、θ=0→t=π/2θ=π/2→t=0となるので、

  

と証明することもできる。

 

 

ところで、

a>0とする。点(a,0)を中心とする半径aの円を極座標であらわす、つまり、極方程式で表すと、どうなるか、わかるケロか。

この円は、デカルト直交座標系では、

  

と表されるので、を代入すると、

  

これだとθの範囲がよくわからないので――r≧0の条件からθの範囲を求められるが(^^ゞ――、

enndakero.pngここはお絵かきをして、

右の図から

  

となるけれど、これだと原点(極座標では、原点をr=0と定義)が抜けるので、r=0を追加したおこう!!

そして、

  

だから、

  

に拡張しよう!!

θ=±π/2のときr=0になるケロ」でもいいが・・・。

 

 

問題2 次の極方程式で表される曲線の囲む面積を求めよ。

  

 

答は、πa²とわかっているが、

  

  

を使って、面積を求めてもらおうじゃないか。

 

ちなみに、半径rで中心角がθの扇型の面積は

  

これから、極方程式r=f(θ)で表される曲線(α≦θ≦β)と半直線θ=αθ=βで囲まれた部分の面積は

   

ってのが何気なくわかるんじゃないかい。

 

 

定理 (極方程式で与えられた図形の囲む面積)

曲線Cが極座標を用いてr=f(θ)α≦θ≦β)と表されていて、f(θ)は連続であるとする。このとき、曲線Cと半直線θ=αθ=βで囲まれる部分の面積S

  

 

 

 

意欲的なあなたに!!


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お前らに質問(11月18日 定積分と面積) [お前らに質問]

お前らに質問(11月18日 定積分と面積)

 

 

具体的な積分の計算をしなくても、2次曲線の面積を求めることができるという例を紹介するにゃ。

 

x^2-xy+y^2=3_no_graph.png例題 方程式x²−xy+y²=3の表す曲線の囲む面積を求めよ。

【解答】

方程式x²−xy+y²=3yについて解くと、

  

そこで、

  

とおくと、求める面積は

  

は原点を中心とする半径2の半円の面積と等しいので、

  

したがって、

  

(解答終)

 

というわけで、積分することなく、閉曲線x²−xy+y²=3の囲む面積を求めることができた。

 

もちろん、

の被積分関数は偶関数だから、

  

とし、x=2sinθと置き、置換積分を使って

  mattaku-siki-001.png

したがって、

  

 

あるいは、x=2cosθとおき、

  

と積分の値を求め、これから、

  

と解いてもいい。

 

ヒトによっては、

  

だから、

  

 

さらに、線形代数の知識を駆使し、

  

よって、この曲線は

  

に変換することができ、楕円の面積の公式から

  

あるいは、この2次曲線を原点を中心に45°時計回りに回転させると、

  

よって、

  

といった解き方もあるわな〜。

 

まっ、それはそれとして、

お前らには次の2つの問題を解いてもらおうか。

 

問題1 方程式x²−xy+y²=3の表す曲線の第1象限にある部分がx軸、y軸で囲まれる図形の面積を求めよ。

 

x^2-xy+y^2=3_no_graph.png

 

問題2 曲線2x²−2xy+y²−4x+2y=0の囲む面積を求めよ。

 

oekaki^2.png

 

真面目に積分の計算したいのであれば、

問題2は、曲線をy=φ(x)y=ψ(x)の形にするか、あるいは、x=φ(y)x=ψ(y)の形にしたほうがいいのか、考えたほうがいいかもしれないケロ。

 

まっ、お前ら如きに、この積分の計算ができるなんて、髪の毛一筋ほどにも思っていないが(^^)

 

 

ネムネコの直観によれば、この図形は、点(1,0)を中心に、反時計回りに60°回転させると・・・。

でも、お前ら、原点周り以外の回転の公式を知らないだろう。

 

(a,b)を中心に、反時計回りにθ回転させた場合、点(x,y)

  

に移るような記憶が・・・。

 

いっておくけれど、反時計回りだから逆回転!!

 

 

まっ、こんな式を使うくらいならば、y軸をx軸の正の方向に1平行移動させ、

  

という座標変換に従う新しい座標系O'-XYを設定し、この変換に従うように方程式2x²−2xy+y²−4x+2y=0を書き換え、議論したほうが賢明だわな〜。

 

Oekaki^3.png

 

書いただけだにゃ。

 

 

あまり手取り足取り教えると、癖になる。

ではあるが、

x=X+1y=Yを方程式2x²−2xy+y²−4x+2y=0に代入すると、

  

これだけでも、問題2は随分と楽になる。

 

 

今日も、ネコパンチが決まったにゃ。

 

 

 

危険、読むと呪われる!!


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