お前らに問題!(5月16日) 微分方程式 [微分方程式の解法]
お前らに問題!
問題 次の問に答えよ。
(1) 次のyの線形微分方程式
の1つの特殊解がy₁であるとき、一般解は
であることを示せ。
(2) y₁=ax+bの形である、微分方程式
の特殊解y₁を求めよ。
(3) 微分方程式②の一般解を求めよ。
こんな問題はチョロいぜというヒトは、
微分方程式①の形式解が
であることを示し、これを用いて、②の一般解を求めよ。
そして、(3)で解いた一般解と一致することを確かめよ。
【注意! 警告!!】
言っておきますが、
の一般解に①の特殊解y₁を加えたものが①の一般解
といった(1)の解答は認めない。
これを使いたいのならば、まず、
①の一般解=③の一般解+①の特殊解y₁
であることを示してから使うように。
ネムネコ、すごろくゲームで単独最下位に!! [ひとこと言わねば]
ネムネコの頭の中でこの曲が鳴り響いている(笑) [今日のアニソン]
今日のアニソン、まふまふの『ねこがまるくなった』 [今日のアニソン]
対流と拡散 第3回 指数法 [数値解析]
対流と拡散 第3回 指数法
拡散係数Γが一定のとき(1)は解析的に解くことができ、境界条件が
x=0でφ=φ₀
x=Lで
ならば、(1)の解は
になる。
ここでPは次式で定義されるペクレ数である。
ところで、
とおくと、(1)式は
となる。
これをコントロールボリュームで積分すると、
(1)式の厳密解のφ₀とをそれぞれに、さらにLをに置き換えて、代入すれば
ここで、
同様に、
(7)、(8)を(6)に代入すると、
これから、次の離散化方程式が得られる。
この離散化された方程式を用いて、(1)式の数値解を求める方法を指数法という。
拡散係数Γが一定のとき、丸め誤差などを無視すれば、指数法は、計算領域の分割数にの大小にかかわらず、定常一次元問題に関して、厳密解と一致する。
この指数法は、コンピュータの計算能力が低いとき、
(1) 指数関数の計算に時間がかかる
(2) 2次元、3次元問題、生成や消滅を表す生成項Sが存在するときに厳密でない
などの理由から、実際の数値計算の現場で使われることがなかった方法。
しかし、コンピュータの能力が飛躍的に向上した現在、(1)は指数法を使わない理由にならないよね(^^)
お前ら、大至急、この問題を解くにゃ。 [お前らに質問]
問題
ここで、ρu、Γ、Sはすべて定数とする。
(1) 上の微分方程式の一般解を求めよ。
(2) 次の境界条件を満たす解を求めよ。
直観的に、(1)の一般解は
ここで、AとBは任意定数で、
(1)の解き方は・・・
【解法1】
①の両辺を積分すると、
②の両辺にをかけると
この両辺を積分すると、
部分積分しないといけないから、この解法1は面倒になるような、ならないような・・・。
【解法2】
の2階線形微分方程式の基本解を求め、その一般解を求める。
特性方程式
を解いて一般解を求めてもよし、③の両辺を積分し、
として変数分離法を使ってもよし。
で、
は微分方程式①の特殊解だから――④が本当に特殊解かであることを確かめろ。ひょっとしたら間違っているかもしれない(^^ゞ――、③の一般解に④を加えたものが①の一般解・・・。
などなど・・・。
⑨を①の左辺に代入し、それが右辺のSと等しいことを示しても良いが・・・。
ひょっとしたら、⑨は間違っているかもしれない(^^ゞ
どうやって①の一般解を求めようが、それは構わないけれど、とにかく(2)の境界条件を満たすように定数A、Bの値を定めろ!!
そして、この記事のコメント欄に解いた答を書き、ネムネコのところに送信する。
数日後にこの結果を使いたいんで、お前ら、この問題を解くにゃ。
お前ら、オレの計算力のなさを知っているだろう。だから、これはネムネコのためではなく、お前ら自身のためなんだから。
たぶん、こうなるはずだが・・・。
お前らのことを一瞬でも頼りにしようとしたネムネコが⑧以下であったにゃ。