SSブログ

背理法について質問への回答が一つも来やしない [ひとこと言わねば]

背理法についての質問への回答が一つも来やしない

 

先日出題した、

問題 命題「x>1ならばx²>1」が真であることを背理法を用いて示せ

という問題に対する回答が一つも来やしない。

 

お前ら、どういうつもりだにゃ。

 

 

【背理法を用いた証明(?)】

x²>1を否定し、矛盾を導けばよい。

x²>1を否定すると、

  

になる。

そこで、

x²≦1とすると、

  

になる。(「x²≦1」と「−1≦x≦1」は同値の命題)

x>1」と「−1≦x≦1」とは矛盾する。

この矛盾は「x²≦1」と仮定したために生じたものである。

よって、

  

である。

(証明終)

 

 

ペナルティー問題

背理法は「P⇒Q」の代わりに

  

を用いて証明する方法である。

これらの命題は「PならばQである」ことと同値であることを証明せよ。

 

ペナルティー問題で使用している記号を説明すると、「⇒」は「ならば」で含意、「∧」は「かつ」で連言、そして、「¬」は否定を表す。したがって、¬Qは「Qでない」の意味。

 

高校(数学)で使っていたでろうお馴染み(?)の記号で書くと、

  

になりますかね〜。

 

論理記号の演算が苦手、できないヒトは、面倒でも真偽表を書いて、証明するにゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんと一致しているだろう。

なお、ここで、Tは真、Fは偽を表している。

 

今度こそ、ちゃんとやれよな!!

 





画像元:上の動画

なお、上の証明はタイプ1だにゃ。


そして、ネムネコも初号機同様に暴走するにゃ。



nice!(2)  コメント(0) 

今日のアニソン、「少年メイドクーロ君」から『天使の歌』 [今日のアニソン]

今日のアニソンは、OVA「少年メイドクーロ君」から『天使の歌』です。


最近、このブログには「エロース」が欠乏していると思うので、この曲をセレクトしたにゃ。
固有名詞の「エロース」はキューピットのことだからね。


キューピットは、正しくは、天使ではなく、(愛の)神様だケロ。
恋をできなくなったら、人間はおしまいだと思うにゃ。




ショタ(エロ)アニメの主題歌を3曲紹介しました(^^)
エロアニメやエロゲーには、いい曲が多いんだケロ。
これで、目の上のタンコブであるナンパグログにすこし迫れるかもしれない。


nice!(0)  コメント(0) 

点列の収束 [位相入門]

点列の収束

 

自然数全体の集合Nから位相空間への写像

  

X点列という。

点列の場合、n∈Nの像a(n)であらわし、点列自体を、または単にで表す。

 

xの任意の近傍Uに対して、ある自然数m∈Nが存在して、n≧mならば、であるとき、すなわち、

  

であるとき、点列x収束するといい、xを点列極限点という。

また、点列xに収束するとき、

  

などであらわす。

 

【注意】

点列x∈Xに収束するとき、と表すが、数列の極限値とは異なり、点列の極限点は必ずしも一意的に定まるわけではない。

たとえば、密着位相空間のとき、Xの任意の点列はXの任意の点に収束することができる。何故ならば、x∈Xとすると、xの近傍UX自身しかないのでxの任意の近傍U=Xとなり、n≧1ならば、

  

が成立するため。

 

 

定理1

ハウスドルフ空間においては、点列の極限点は、それが存在すれば、唯一つである。

【証明】

x≠yで、点列の極限点がxyであるとすると

  

を満たす。

m=maxm₁,m₂}にとると、

  

となり、ハウスドルフ空間であることに反する。

よって、極限点が存在すれば、唯一つである。

(証明)

 

 

距離空間はハウスドルフ空間なので、定理1から次のことが成り立つ。

 

定理1の系

距離空間においては、点列の極限点は、それが存在すれば、唯一つである。

 

 

密着位相空間の点列の極限点が唯一つに限らないのは、Xの相異なる2点xyを互いに交わらない開集合UVx∈Uy∈Vと分離できないため。

 

 

定理2

を位相空間、A⊂Xとする。

(1) A内の点列xに収束するならば、である。

(2) が第一可算公理を満たすならば、各に対し、A内の点列でxに収束するものが存在する。

【証明】

(1)  A内の点列xに収束するので、任意のxの近傍に対して、ある自然数mが存在し、

  

を満たす。

すると、

  

であるから、

  

よって、である。

 

(2) とし、xの可算基本近傍系をとし、

  

とする。

そして、とする。

Uxの任意の近傍とすると、が基本近傍系であることより、ある自然数mがあって

すると、n≧mならば、

  

となる。

つまり、xに収束するA内の点列である。

(証明終)

 

 


nice!(2)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。