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今日のアニソン、「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」から『Binary Star』 [今日のアニソン]

今日のアニソンは、アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」から『Binary Star』です。



登場人物のイケメン度が上がり、ネムネコ好みの顔になったのだけれど、やはり、見てイラッとしたにゃ。銀河帝国の金髪のお兄ちゃんの態度、物言いに、強い反発、反感を抱いたにゃ。

その理由について考えてみたのだが、おそらく、近親憎悪だにゃ。「人を人と思わない」傲岸不遜な態度がネムネコに似ているんだにゃ。



脱線はコレくらいにして、同アニメのED曲(カヴァー)も紹介するにゃ。



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第11回 非可算集合 [集合論入門]

第11回 非可算集合

 

有理数、代数的(実)数のように、自然数よりもはるかに(個)数が多そうな無限集合の濃度も可算濃度であった。したがって、無限集合の濃度はすべてに等しいのではないかと思いたくなる。

しかし、この予想は正しくない。

次に、可算濃度ではない無限集合の実例をあげることにする。

 

(1) 実数全体の集合Rは可算集合ではない

実数の部分集合R₁=x∈R0<x<1}とする。

R₁の要素xは、無限小数として、ただ一通りに表せる。

  

R₁が可算であると仮定すると、その要素は次のように自然数の番号をつけることができる。

  

ここで、上の表の対角線上の数を元に、

  

とし、

  

という実数を作る。

すると、0<b<1となり、b∈R₁である。

したがって、bは、あるに等しくならなければならないが、どのbと小数点第n位が異なっており、である。

これは矛盾である。

したがって、R₁は可算ではなく、実数全体の集合Rも可算ではない。

 

これが有名なカントールの対角線論法である。

 

問 開区間(0,1)と実数全体の集合Rは対等であることを示せ。

【解】

  

とすると、f(0,1)からRへの全単射になる。

したがって、開区間(0,1)と実数全体の集合Rは対等である。

(解答終)

 

実数全体の集合Rの濃度は

  

と表し、これを連続体の濃度という。

 

(補足)

代数的(実)数以外の実数を超越数という。

 

(2) 関数の濃度

実数全体の集合RからRへの関数全体の集合Fの濃度は、有限でも可算濃度でも連続体の濃度でもない。

【証明】

任意のx∈Rに対して実定数aに対応させる写像(関数)をfₐとおけば

  

である。

fₐ全体が作るFの部分集合をCとする。

実数afₐを対応させれば、これはRからCへの全単射(1対1対応)。したがって、CRである。よって、Fは高々可算集合ではない。

次に、FRが対等でないことを示す。

RからFへの全単射gがあると仮定する。

すると、Fの任意の要素は、Rのある要素agによる像gₐである。

ここで、任意のa∈Rに対して

  

という関数hを定義すると、h∈Fである。したがって、hはあるに等しい。つまり、任意のx∈Rに対して

  

となり、

  

である。

しかし、これは

  

と矛盾する。

よって、実数全体の集合RからRへの関数全体の集合Fと実数全体の集合Rとは対等ではない。

(証明終)

 

RからRへの関数全体の集合Fの濃度を関数の濃度という。

 

実は、

  

という関係があるのですが、たとえば、の間に濃度があるのかどうかはわからない。

というか、この間に濃度があると仮定してもよし、無しとしてもよし。

 

定理 全ての無限集合は可算である部分集合をもつ。

【略証】

集合Aが無限集合であれば、

  

と、順次、要素を取り出すことができ、

  

とすると、Bは可算集合、かつ、B⊂A

(略証終)


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