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式が間違っていた(^^ゞ [ひとこと言わねば]

ベクトル解析というマイカテゴリーにある、「オイラーの連続方程式、運動方程式、そして、ベルヌーイの定理」という記事に出ている数式に間違いがあった。


修正前

  

修正後

  



「今日、この記事にアクセスがあるようだけれど、いったい、オレはどんなことを書いたんだろう」と興味を持ち、覗いてみたら、式が間違っていたにゃ。結構、閲覧数が多い記事のようなので、慌てて式を修正したケロ。


オレは、前から何度も言っているように、ネムネコ無謬神話を信じているから、記事に出てくる数式が正しいかどうかなんてチェックしないんだにゃ。記事の地の文に誤字脱字、表現としておかしいところはあるだろうけれど、数式だけは絶対に間違えないと信じきっているから、記事を書いている最中でも、作った数式をチェックすることはないんだケロ。しかも、毎日、数学の記事を1つ書き、記事を更新し続けているから、過去に書いた記事なんて見たりする時間的余裕なんてものはない。
だから、数式におかしなところがあったら、すぐに、オレに知らせろと言っているのに、お前ら、ホント、誰も知らせないよな。お陰で1.5年くらい恥を晒し続ける羽目になってしまった。プライドの高いネムネコにとって、これは耐え難い屈辱だケロ。オレは恥をかくのに慣れていないんだから。

ところで、この記事を見たヒトは、誰もこの数式の間違いに気づかなかったのだろうか。だとすれば、これはこれで大問題だけロ。ネムネコは、この式を見た瞬間、「何だ、この式。間違っているじゃないか」と気づいたというのに、まったく、も〜。

しかも、いくらPC内を探しても、ワープロで作ったこの記事の下書き原稿が見つからないときた〜。たぶん数学関連の記事の数は1000を有に越えているはずだから、記事を全て管理なんてできないにゃ。今回は、簡単な式だったからよかったものの、こんな部分的修正ですまなかったならば、手の施しようのない事態に至るところであった。良かったにゃ。



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今日のアニソン番外編、山崎ハコの『呪い』 [今日のアニソン]

少し趣向をかえて、山崎ハコの『呪い』という曲を紹介するにゃ。


さらに、山崎ハコのこの曲を♪


何とも、おどろおどろしい曲だにゃ♪
ネムネコ・ファミリーのddt³さんからの反響があったので、アルバム『飛・び・ま・す』も紹介。


山崎ハコの歌詞と曲は、彼女ならではの独特の世界。悲劇臭が漂っていて、救いがないんだよね。ですが、彼女の曲は、あたかもギリシア悲劇のように、聞くものにカタルシス(浄化)をもたらすと思う。これが山崎ハコの「呪い」、「呪縛」なのかもしれない(^^ゞ

カタルシス
舞台の上の出来事(特に悲劇)を見ることによってひきおこされる情緒の経験が、日ごろ心の中に鬱積(うっせき)している同種の情緒を解放し、それにより快感を得ること。浄化。

Googleの検索エンジンで「カタルシス」で検索をかけたら、これが表示されたのだけれど、この出典、引用元はわからない。いい説明だと思う。

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今日のアニソン、「仮面ライダー555」から『Justiφ's』 [今日のアニソン]

今日のアニソンは、「仮面ライダー555」から『Justiφ's』です。


この曲は名曲だよね〜。そう思わない?
それに比べ、ED(挿入曲)↓は・・・


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スプレッドシートを新たに公開 [ひとこと言わねば]

この1つ前の記事、「差分法と差分法を用いた微分方程式の解法」で用いたスプレッドシートを公開したので、興味のあるヒトは見るにゃ。




数学の記事を1つアップしたから、今日、9月12日公開予定の記事は後日公開ということにするにゃ。

1つ前の記事を書くのに結構、時間がかかった。しかも、スプレッドシートまで作り、それを公開したのだから、これくらいのことは許されるて然るべきだろう。


これほど親切に質問に答えても、一文の鐘にもならないのに、我ながらよくやると思うにゃ。
お前らもそう思わないケロか?

これも愛ゆえにだにゃ。


いくら、ネムネコに愛があふれているとしても、愛情が深いゆえに


ネムネコは、サウザーのように、いつか暴君と化すかもしれないケロよ。

既に傍若無人の暴君と化しているという話もあるが・・・。



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差分法と差分法を用いた微分方程式の解法(基礎編) [数値解析]

差分法と差分法を用いた微分方程式の解法(基礎編)

 

 

差分法でナビエ・ストークス方程式(略してNS方程式という)を解くことになりましたというコメントを、今日、いただいたので、差分法を用いた微分方程式の解き方について簡単に説明することにするにゃ。

 

何回でも微分可能な関数f(x)があるとする。

すると、h>0として、f(a+h)をテーラー展開すると、

  

といった式が得られる。

(1)より、

  

となるので、hが1に対して十分小さいとき、

  

と近似することができる。(3)式による近似は、hのオーダーの誤差を含んでいるので、このことをO(h)と表して、

  

と書いたりする。そして、これを前進差分という。

同様に、(2)式からは

  

というf'(a)の近似式が得られる。これを後退差分という。

さらに、(1)と(2)の差をとると、うまい具合にhの偶数次数の項が消えて、

  

で、hの3次以上の項をすべて寄せ集めたものをO(h³)と表わせば、

  

これを中心差分という。

 

前進差分、中心差分のどちらが精度よく計算できるか、h=0.1とし、f(x)=sinxの場合について見てみることにする。

 

 

 

f(x)=sinxの導関数f'(x)=cosxの中心差分による近似は極めて良好であるのに対し、前進差分の場合は誤差が大きいことがわかるだろう。

  

前進差分は(a,f(a))(a+h,f(a+h))の2点を使ってその傾きを、中心差分は(a−h,f(a−h))(a+h,f(a+h))の2点を使ってその傾きを求め、それをf'(a)に近似しているのだけれど、中心差分と前進差分による近似には月とスッポンくらいの開きがあるんだケロよ。

 

分割の幅hを変化させて、x=0.5における前進差分と中心差分の誤差を求めたものは次のとおり。

 

 

 

前進差分はh1/10にすると誤差は約1/10になるのに対し、中心差分は誤差が約1/10²になるんだケロ。

これが記号O(h)O(h²)の意味するところ。

つまり、という謎の記号は、h1/10にしたら、誤差はになるということを表しているんだケロよ。

 

2階の微分係数f''(a)は、(1)式と(2)を足すと、うまい具合にhの奇数次の項が消えて、

  

になる。

h⁴以上の高次の項を寄せ集めたものをO(h⁴)で表すと、

  

となる。

そして、これは中心差分を用いた2階の微分係数f''(a)の近似式ということになる。

誤差のオーダーはO(h²)だから、hの2乗オーダーと見積もることができる。

 

でだ、次のような2階の微分方程式の境界値問題があるとする。

  

計算領域[0,1]と等分割h=1/nに分割し配置したとすると、この微分方程式に含まれる微分は、中心差分を用いて、

  

と近似できる。

で表すことにし、これを微分方程式に代入すると、

  

というn−1元の連立方程式を得ることができる。

で既知で、未知数はn−1個に対して、連立方程式の数はn−1だから、

 

連立方程式②を解くことによって、微分方程式①の近似解を求めることができる。

 

これが差分法を用いた微分方程式の境界値問題の最も基本的な解法の例である。

 

今日、コメント、質問をくださった翼さんは、NS方程式という非線形の連立偏微分方程式を差分法を用いて解かなければならなくなったので、これよりはずっとずっと複雑ですが、実は、この2階線形常微分方程式の解法が基礎になっている。

 

NS方程式のような2階の偏微分方程式の境界値問題であろうが、2階の常微分方程式の境界値問題であろうが基本は同じ。

 

翼さんが何をなさろうとしているのか、私にはわからないので何とも言えませんが、たぶん、研究室にはNS方程式を解く商用の汎用プログラムなどがあると思うんだよね〜。

そうではなく、1からプログラムを作らなければならないとしたら、最低でも1年はプログラム作りに専念しなければならないと思うにゃ。

 

NS方程式というのは、

たとえば、

  

といった形の非線形の連立微分方程式。

実は、これだけではNS方程式は解けなくて、連続の式(質量保存則)

  

を加え、偏微分方程式を閉じさせて解くんだよね〜。

 

NS方程式は非線形性が強くてただでも解きにくいのに加え、圧力pを解くのが非常に難しい。このすぐれた解法を開発するだけで数値解析のアカデミックな論文になり、長く歴史に名を残すことになる。1960年代から1970年代に開発された化石級の計算スキームが現在でも使われているくらいだから(笑)。



 

 

計算プログラムの例


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