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簡単な微分方程式をわざわざ難しく解く Part 2 [お前らに質問]

簡単な微分方程式をわざわざ難しく解く Part

 

問題 変数分離法を使わずに、次の微分方程式を解け。

 

ノーヒントだと辛いかもしれないので、ヒントを!!

 

(ヒント)

(1) 定数関数y=0が解なのは明らかなので、

y≠0とし、y=1/uと置くと、左辺は

  

したがって、微分方程式は

  

という1階の線形微分方程式に書き換えることができる。

いくらお前たちでも、この1階線形微分方程式くらいは変数分離法を使わずに解けるだろう。

 

(2) と置き、合成関数の微分公式

  

を用いると・・・。

 

 

解答例


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ブラゲロのブログ記事の紹介 [ひとこと言わねば]

ネムネコ・ファミリーの一員である、名古屋に生息するブラゲロ・マムシが自身のブログで次のような記事をアップしていたので、紹介するにゃ。

 ひと――エワとアダムー―が 善と悪を知る木から採って食べたことは 自由意志のもんだいである。
 https://goo.gl/WP8ypd

私は、「アダムとエヴァのこのお話は、何故、人は死ぬのか、死ななければならないのか、という人々の疑問に対する(神話的)回答にすぎない」と考えている。
そして、アダムとエヴァのこの話は、「神から二者択一の選択を迫られ、その一方を選択した結果、人は不死でなくなる」というバナナ型神話の類型の一つに過ぎず、自由意志が云々という解釈は後世のキリスト教の神学者が(キリスト教の)神の、全知全能性、絶対性を守るためにでっち上げたドグマだと思っている。

 バナナ型神話
 https://goo.gl/lSylfD

だって、
アダムとエヴァのせいにしないと、
「(キリスト教の)神さまが全知全能の絶対者ならば、何故、判断を過つような不完全な人という生き物を作ってしまったのか、という解決困難な神学上の問題が発生してしまう。神さまが全知全能でこのことを事前に予知できていたならば、アダムとエヴァの堕落は神様のせいだということになってしまう。このことを予知できなかったのならば、神さまは全知全能の絶対者でなくなってしまう」からだにゃ。
このお話は、神さまを全知全能の絶対者とするキリスト教神学の根幹に関わる非常に危険なお話――実際に、このお話はキリスト教の神の全知全能性に対する疑問、反論として、よく、引用される。いわゆる無神論者にとってはキリスト教攻撃の格好のネタ!!――で、キリスト教の神学者たちは神さまの全知全能性を擁護するために、自由意志というものを引っ張り出したに違いない。そして、キリスト教の神学者たちは、「神さまはヒトに神に逆らう自由すら与えた」と、さらに、「自由、これこそ神の恩寵だ」と声高に主張しだすかもしれない。

そう言えば、西側先進諸国の一部のヒトたちは自由、自由と声高に叫び続けているな。神さまでさえ制限することができない自由を有しているのだから、まして、ヒトやヒトが作った社会、制度などがこの絶対無条件の自由を制限することが許されるはずがない。そんな神をも畏れぬ所業がこの世界にあっていいはずがない(^^)

創世記を読むと、「何で、オレはヒトなんてトンデモナイものを作ってしまったんだろう」と、神さまはアダムとエヴァを作ったことを深く後悔し、「洪水でヒトを皆殺しにしてやる」とノアの洪水を引き起こしている。
このことからも、創世記の神さまが未来予知を苦手にしていることは明らかだと思うんだがな〜。


ネムネコが提出する「神さまは未来予知が苦手(だから、神は全知全能でない)」という疑問に対し、ブラゲロ・マムシはきっと次のように答えると思うにゃ。
神は、未来予知の能力を有しているが、自らの意志で、あえてそれをしないのだ。だから、神の全知全能性は揺るがない。


なお、キリスト教とは異なり、ユダヤ教は、人類の始祖であるアダムとエヴァが「善悪を知る」禁断の木の実を食べたために、アダムとエヴァ以降のヒトは生得的な罪、つまり、原罪をもつとは言わない。神の言いつけに背き、善悪を知る果実を食べた罰は不死性を失うこととして受けたと考えるにゃ。
もし、罪があるとすれば、それは神との契約を破り神に背いたイスラエルの民にのみあるのであって、イスラエルの民以外の民にはないとする考え方もある。ユダヤ教の超正統派の聖職者(?)の中には、こういったことを言うヒトもいるんだケロ。


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意外に厄介な微分方程式の問題 [高校の微分積分]

意外に厄介な微分方程式の問題

 

お正月に実家に帰省した際、高校時代に使っていた問題集の問題をいくつか眺め、簡単に解けそうだけれど、実際に解くと大変そうだな思う問題があったので、解いてみた。

 

問題1 微分方程式

  

の解を求めよ。ただし、初期条件y(0)=1を満たすものとする。

【解】

は定数なので、

  

とおくと、微分方程式は

  

になり、変数分離法を用いて次のように解くことができる。

  menode-000.png

この結果を①に代入すると、

  menode-001.png

また、初期条件y(0)=1より

  

②に代入すると、

  

よって、

  

したがって、

  

(解答終)

 

決して難しい問題ではないけれど、計算がちょっと面倒くさいケロ。

 

別解として次のものを挙げておこう。

 

【別解】

  

の両辺をxで微分すると、

  

ここで、u=dy/dxとおくと、

  

この微分方程式の解は

  

したがって、

  

となる。

これを①式の左辺に代入すると、

  

となるので、①は

  

となる。

初期条件y(0)=1より、

  

連立方程式

  

を解くと、

  

したがって、

  

(別解終)

 

どちらが楽かは、正直、微妙ですが、変数分離法を使わないので、疚しさは多少軽減されるに違いない(笑)。

 

 

問題2 微分方程式

  

の解で、そのグラフと2直線x=0y=2の囲む図形の面積が1となるものを全て求めよ。

 

おそらく、この問題は次のように解くのであろう。

 

【解】

  menode-002.png

これをyについて解くと

  

になる。

C=0のとき、定数関数y=1となり不適。

henbi-graph-0001.pngC≠0のとき、y=2と曲線①との交点のx座標をxとすると、

  

C>0のとき、x=0y=2と①が囲む面積は

  

だから、条件より

  

したがって、

  

henbi-graph-0002.pngC<0のときは、

  

となるので、

  menode-004.png

したがって、

  

(解答終)

 

定数関数y=0という自明の解(特異解)が存在するが、これは大昔に出題された大学入試問題だし、この解の吟味はしなくてもいいに違いない(^^

 うるさいことを言い出したら、キリがないからね〜。

 

 


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第2回 複合命題の真偽 [集合と論理]

第2回 複合命題の真偽

 

命題aに対して、「aでない」という命題を命題aの否定といい、記号

で表す。

命題が真であることをTtrue)、偽であることをFfalse)で表すと、命題aの否定の真偽表または真理表次のようになる。

 

a

T

F

F

T

 

命題abに対して、「aかつb]という命題を、abの連言と言い、記号

で表す。

連言の真偽表は次のとおり。

 

 

a

b

a∧b

T

T

T

T

F

F

F

T

F

F

F

F

 

 

命題abに対して、「aまたはb」という命題を、abの連言といい、記号

で表す。

連言の真偽表は次のとおりである。

 

a

b

a∨b

T

T

T

T

F

T

F

T

T

F

F

F

 

選言a∨bは、命題abがともに偽であるときのみ儀で、他の場合は真である。

 

真偽表より、命題abの連言a∧b、選言については、交換法則、すなわち、

また、次の真偽表より、結合法則も成立する。

 

 

連言の結合法則

 

 

 

a

b

c

a∧b

(a∧b)∧c

b∧c

a∧(b∧c)

T

T

T

T

T

T

T

T

T

F

T

F

F

F

T

F

T

F

F

F

F

T

F

F

F

F

F

F

F

T

T

F

F

T

F

F

T

F

F

F

F

F

F

F

T

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

 

選言の結合法則

 

a

b

c

a∨b

(a∨b)∨c

b∨c

a∨(b∨c)

T

T

T

T

T

T

T

T

T

F

T

T

T

T

T

F

T

T

T

T

T

T

F

F

T

T

F

T

F

T

T

T

T

T

T

F

T

F

T

T

T

T

F

F

T

F

T

T

T

F

F

F

F

F

F

F

 

 


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