お前らに質問 (9月6日 オイラー法) [お前らに質問]
お前らに質問 (9月6日 オイラー法)
次の初期値問題がある。
これまでに何度も繰り返し言ってきたけれど、
オイラー法(Euler's Method)は、
を用い、における(1)の解のの値をで近似する方法だ。
さて、ここでお前らに質問!!
質問 次の初期値問題がある。
このとき、次の問に答えよ。
(1) h=0.1とし、オイラー法を用い、0.1間隔でx=0〜1までのyの(近似)値を求めよ。
(2) h=−0.1とし、x=1とx=1におけるyの値y₁₀を計算の起点にし、(2)式を用いて、逆向きにx=0.9からx=0までyの(近似)値を求めよ。こうして求めたx=0におけるyの(近似)値はy=1と一致するか。一致しなえれば、その理由を答えよ。
こういう計算は自分で、できたら、表計算ソフトでなく、手計算(そろばん、計算尺、電卓、さらに、タイガー計算機の使用はOK)でこの計算をして欲しいところだが・・・。
タイガー計算機
なんてことを言っても、お前らは絶対にこの問題を解かないので、仕方がないから計算結果を教えてやるにゃ。
x=0でy=1にならないにゃ。元の値に戻らないケロよ。
では、ここで改めて質問。
(1) なぜ、元に戻らないのか。
(2) 食い違いの最大値はx=0.9のときで、それからx=0.8、0.7、・・・、0.1、0と逆向きに計算するに連れて減少し、x=0のときに最小値になる。
なぜ、こうなるのか、高校生にわかるように説明せよ。
言っておくが、これは計算機特有の丸め誤差によるものじゃないケロよ。
さっ、答えてもらいましょうか。
この答えはddt³さんがきっと送ってくれにゃ。
た・ぶ・ん、
蛙飛び法(りーぷ・ふぉろっぐ法)の話などを交えて、解説してくれると思うにゃ。
リープ・フロッグ法
力学系のシミュレーションに際して、リープ・フロッグ法にはいくつか利点がある。
一つ目は、時間可逆性である。これは、n段時間積分したのち、時間を逆向きにn段数値積分すると、初期位置に戻るという性質である。
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