お前らに質問(数列・級数の収束 1月12日) [お前らに質問]
お前らに質問(数列・級数の収束 1月12日)
いい解答を思いつかないので、お前らに次の問題の解答(回答)を募集するにゃ。
問題1 とするとき、数列の極限値は1と1/2の間にあることを示せ。
どんな方法でもいいというのならば、
たとえば、積分を使って
であり、
だから、ハサミ打ちの定理より
そして、1/2< log 2 <1だから…。
なんで、ここで、いきなり積分が出るかわからないって?
それは、
で、
となるからだよ(下図参照)。
あるいは、
だから、は(狭義)単調減少列。
さらに、任意の自然数nに対して
となるので、1/2はの下界(「げかい」ではなく「かかい」と読むにゃ!!)。
したがって、は下に有界な(狭義)単調減少列なので収束する。
また、
だから、
ゆえに、
しか〜し、
この問題は
であることを示せだから、これじゃ〜ダメなんだケロ。
なお、ここでは、数列の極限に関する次の定理を使っている。
定理 (有界な単調数列)
上に(下に)有界な単調増加(減少)数列は収束する。
定理 (数列の大小と極限値)
ならば
いい解答を思いつかず、途方に暮れているにゃ。
そこで、お前らから、いい回答を募集ってワケ。
ちなみに、
nを自然数とするとき
が成立するらしいケロよ。
で、
をマクローリン展開すると
ちょっとインチキが入るけれど、
これを[0,1]で積分すると、
ということで、
お前らは次の問題も解くにゃ。
問題2 (数学的帰納法を用いて)次のことを示せ。
募集している問題1の回答は、初等的な微分積分の範囲程度(たとえば、このブログの微分積分入門程度)のもので、数学が得意な高校3年生が読んで理解できる範囲なものなので、この点を守るように!!
解けた奴は、この記事のコメント欄にその回答を書き、ネムネコのもとに送信するにゃ。