変分原理(最小作用の原理)とラグランジュの方程式 [ねこ騙し物理]
変分原理(最小作用の原理)とラグランジュの方程式
変分原理(最小作用の原理)を用いて、ラグランジュの方程式を導こうという話。
ラグランジアンが与えられたとき、
を作用積分という。
ここで、x(t)とをそれぞれと少しだけ変えると、作用積分も
と変化する。
に注目し、δx(t₁)=δx(t₂)=0と端点を固定し、被積分関数の第2項を部分積分すると、
これを(2)式に代入すると、
となる。
(3)の括弧の中身=0は、ラグランジュの方程式、
になっており、ラグランジュの方程式は作用積分Iの停留条件(極大、極小の必要条件)δI=0になっている。
そして、
を汎関数微分と呼んだりする。
書いただけだにゃ。
このあたりの話を(数学的に)キチンとしようと思ったら、関数解析などの知識が必要になり、ねこ騙し数学の現在のレベルを超えてしまうので、匂いだけ味わって欲しいにゃ。
解析力学の教科書などには、
だから、δI=0であるためには
でなければならない、
――(6)をオイラー・ラグランジュの方程式という――
と、さり気なく書いてあるものがあるが・・・。
読み物としては、琉球大学のここ↓などが面白いケロよ。
2018-07-21 12:00
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