第24回 極値に関する問題の演習 [偏微分]
第24回 極値に関する問題の演習
問題1 次の関数に極値があれば求めよ。
【解】
(1) とする。で、これをxとyに関して偏微分をして停留点を求めるにゃ。
すると、
となり、この連立方程式を解くと(x,y)=(0,0)。
だから、
は極小値。
(2)
となり、(x,y)=(0,0)は停留点。
(3) これは見ただけで最小値が3だとわかるにゃ。
とすれば、
等号成立は
の時で、(x,y)=(1,1)だにゃ。
だから、
とやりたいところだけれど・・・。
これを解くと(x,y)=(1,1)になるにゃ。
たぶん、
になる。
でも、x=0だと、でゼロ割が発生するので、x=0は解として不適。だから、x=y=1。
となるので、これに(x,y)=(1,1)の値を代入すると、A>0、D>0になり、f(1,1)=3が極小値であることがわかるケロ。
問題2 の定める陰関数yの極値を求めよ。
【解】
とする。
となるので、
と連立させて、これを解くにゃ。
になるので、
となって、この連立方程式の解(x,y)は(1,−3)、(−1,3)だにゃ。
で、
だから、
となるにゃ。
だから、(1,−3)ではとなり、極小。(−1,3)ではとなり極大。よって、x=1のとき極小で、極小値は−3、x=−1のとき極大で、極大値は3となる。
問題3 次の関数fの示された条件での極値を求めよ。
【解】
として、ラグランジュの未定乗数法を使うと
となるにゃ。
最初の2式より
となるので、
よって、
で、
よって、
(x,y)=(1/√5,4/√5)のとき極大で極大値は√5
(x,y)=(−1/√5,−4/√5)のとき極大で極大値は−√5になる。
y=4xという関係があるので、
として計算してもいいケロ。
こっちの方が計算は楽だにゃ。
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