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第1回 数列とは [数列と級数]

ねこ騙し数学 数列と極限
第1回 数列とは

 

数列とは

自然数の全体をNで表わす、つまり、

N = {1, 2, 3, ・・・}

としますにゃ。

このとき、NからR(実数)への写像(関数)

第1回 数列とは_htm_21727ac6.gif

第1回 数列とは_htm_5dd18e93.gif

を数列(実数列)といい、第1回 数列とは_htm_m4e995a52.gif第1回 数列とは_htm_m5e8a466d.gifと表わすケロ。

関数(写像)だから a(n) と書くこともあるけれど、慣習的に第1回 数列とは_htm_m70392961.gifと書きますにゃ。

で、これは、第1回 数列とは_htm_695d6ee2.gifと並べたもんと同じなんだにゃ。

より正確には第1回 数列とは_htm_m7f974448.gif{}をつけて表記するべきなんだろうけれど、このあたりは結構、いい加減(ポリポリ)。

 

こっから一気に数列の極限に突入してもいいけれど、これは少し無責任なんだろうということで、ネムネコが高校時代に使っていた数学の参考書の数列の説明などを参考にして、もう少し説明しますにゃ。

 

数列第1回 数列とは_htm_695d6ee2.gifの各数を項といい、第1回 数列とは_htm_m5efc8c8e.gif初項第1回 数列とは_htm_m154df8b4.gif第2項第1回 数列とは_htm_m70392961.gifnという。第1回 数列とは_htm_m70392961.gifnについての式で書かれ、それによって数列が一般的に表わされるとき、第1回 数列とは_htm_m70392961.gif一般項という。

 

第1回 数列とは_htm_28d467a7.gif

一般項を使って、数列を次のように表わすこともある。

第1回 数列とは_htm_719550f6.gif

で、この数の列が無限のものを無限数列、有限で終わるものを有限数列と呼んで、

有限で終わる場合、たとえば、

第1回 数列とは_htm_69127f19.gif

のようなものの場合、項の個数k を項数と呼び、第1回 数列とは_htm_1da960c1.gif末項と呼ぶんだケロ。


等差数列

等差数列というのは、

第1回 数列とは_htm_37b474ce.gif

で、

一般項が

第1回 数列とは_htm_m93e025d.gif

といった形に書けるものものだにゃ。で、このとき、dを公差というケロ。

1, 2, 3, ・・・, n, ・・・

2, 4, 6, ・・・, 2n, ・・・

1, 3, 5, ・・・, 2n – 1, ・・・

が代表的な例だにゃ。

上の例は、1+1(n–1) , 2 + 2(n–1), 1 + 2(n – 1) となるので、順に初項で公差1、初項で公差2、 初項で公差 の等差数列であることがわかるケロ。

 

ちなみに、

第1回 数列とは_htm_6b2fc75f.gif

という関係があるので、初項で公差 の等差数列の初項から第n項までの和は

第1回 数列とは_htm_mcf061cb.gif

となるケロ。

 

①はぜひ憶えてほしいけれど、②は憶えなくていいにゃ。

②を憶えるのならば、

第1回 数列とは_htm_7e8b9072.gif

で憶えたほうがいいケロ。

 

1,2,3,・・・, n という等差数列の初項はで末項はn、そして、項数はnだから、①と③がほとんど同じもの(?)だということがわかるケロ。

これは、初項をa、末項をlとすると

S = a + (a+d) + ・・・ + (l–d) + l

S = l + (l–d) + ・・・ + (a+d) +a

2S = (a+l) + (a+l) + ・・・ + (a+l) + (a+l)

2S = n×(a+l)

S = n×(a+l)/2

となるんだケロ。

 

①は、視覚的に

○●●●

○○●●

○○○●

と考えたほうが直観的にわかりやすいと思うにゃ。

1 + 2 + 3 = 3×(1+3) ÷2 = 6

になっているケロ。


等比数列

等比数列というのは

第1回 数列とは_htm_mff30e5f.gif

という形の数列で、一般項が

第1回 数列とは_htm_2ecbcbf0.gif

と書ける数列のことをいうにゃ。で、この時のrを公比とかいうケロ。

代表的なのは、

第1回 数列とは_htm_8bbf3c5.gif

第1回 数列とは_htm_m7930d183.gif

みたいな奴だにゃ。

まっ、

1, 1, 1, ・・・

というのも等比数列ではあるんだけれど(そして、これは公差0の等差数列でもある!!)。

ほいで、初項で公比がrの等比数列の和は、

r ≠ 1 ならば

第1回 数列とは_htm_m5d4fd85a.gif

r = 1 ならば、S = n になる。

④は

第1回 数列とは_htm_m4efc93bb.gif

から出てきますにゃ。


タグ:数列 極限 級数
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