面白そうに思えたので、解いてみた [微分積分]
ねこ騙し数学 面白そうに思えたので、解いてみた
ねこ騙し数学の記事にするべく、ネムネコが高校時代に使っていた参考書をチラッと見てみる。
で、
「ちょっと、良くねぇっ」と思う問題があったので、解いてみた。
問題1 xの関数f(x)について、次のことが成り立っているものとする。
ただし、Pは
である。
(1) 導関数f'(x)を求めよ。
(2) f(x)を求めよ。
(3) f(x) の極値を求めて、グラフの概形を書け。
【解答】
(1)
になるから、h ≠ 0 であれば
となる。
で、h → 0 の極限を取れば、
(2)
(3)f'(x) = 0 とし(←これは極値の必要条件)、このxを求めると、
となる。
これをもとに増減表を書くと、
x | ・・・ | -1 | ・・・ | 0 | ・・・ | 1 | ・・・ |
f'(x) | - | 0 | + | 0 | - | 0 | + |
f(x) | 減少 | 0(極小) | 増加 | 1(極大) | 減少 | 0(極小) | 増加 |
となる。
増減表にあるf'(x) の符号が分からない人は、
という3次関数のグラフを見れば分かると思うけろ。
極大、極小の判定に、二階微分の符号を使ってもいいケロ。
だから、x = 0 のときf(x) は極大、 x = ±1 のとき極小となるにゃ。
問題2 f(x)は連続な第二次導関数f''(x) をもつ関数で、f''(a) ≠ 0 とする。
平均値の定理によれば、
となるθが存在するが、このθがhに関係なく一定であるとすれば、
でなければならないことを示せ。
【解答】
①式をhで微分すると、
で、h ≠ 0 ならば、
で、
上の式のh → 0 という極限をとると、
なので、
となるケロ。
微妙ではあるが、これは
とするとき、であることを証明するケロ。
の解答になっているんだわな~。
f(x)は連続な第二次導関数f''(x) をもつ関数
のことでおまっ。
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