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面白そうに思えたので、解いてみた [微分積分]

ねこ騙し数学 面白そうに思えたので、解いてみた


ねこ騙し数学の記事にするべく、ネムネコが高校時代に使っていた参考書をチラッと見てみる。

で、

「ちょっと、良くねぇっ」と思う問題があったので、解いてみた。

 


問題1 xの関数f(x)について、次のことが成り立っているものとする。

問題を解いてみた_htm_23ff66c9.gif

ただし、P

問題を解いてみた_htm_6ec2ceee.gif

である。

(1) 導関数f'(x)を求めよ。

(2) f(x)を求めよ。

(3) f(x) の極値を求めて、グラフの概形を書け。

【解答】

(1)

問題を解いてみた_htm_m4e1d2f91.gif

になるから、h ≠ 0 であれば

問題を解いてみた_htm_m18f705cf.gif

となる。

で、h → 0 の極限を取れば、

問題を解いてみた_htm_1e1ded81.gif

(2)

問題を解いてみた_htm_64934ac3.gif

(3)f'(x) = 0 とし(←これは極値の必要条件)、このxを求めると、

問題を解いてみた_htm_367c9b8c.gif

となる。

これをもとに増減表を書くと、

 

x

・・・

1

・・・

0

・・・

1

・・・

f'(x)

0

0

0

f(x)

減少

0(極小)

増加

1(極大)

減少

0(極小)

増加

 

となる。



グラフは
問題を解いてみた_htm_m2a6d297e.jpg


増減表にあるf'(x) の符号が分からない人は、
問題を解いてみた_htm_22f368ef.jpg
という3次関数のグラフを見れば分かると思うけろ。

 

極大、極小の判定に、二階微分の符号を使ってもいいケロ。

問題を解いてみた_htm_m6ebd65dd.gif

だから、x = 0 のときf(x) は極大、 x = ±1 のとき極小となるにゃ。

 


問題2 f(x)は連続な第二次導関数f''(x) をもつ関数で、f''(a) ≠ 0 とする。

平均値の定理によれば、

問題を解いてみた_htm_5ddb1acb.gif

となるθが存在するが、このθがhに関係なく一定であるとすれば、

問題を解いてみた_htm_62a5e56d.gif

でなければならないことを示せ。

【解答】

①式をhで微分すると、

問題を解いてみた_htm_m166ff4ef.gif

で、h ≠ ならば、

問題を解いてみた_htm_m26b48d45.gif

で、

上の式のh → 0 という極限をとると、

問題を解いてみた_htm_m19302852.gif

なので、

問題を解いてみた_htm_3a45c4f9.gif

となるケロ。

 

 

微妙ではあるが、これは

 

 

問題3  f問題を解いてみた_htm_m4c5499e.gif級の関数ならば、

問題を解いてみた_htm_b8fbf54.gif

とするとき、

問題を解いてみた_htm_682ed3d5.gif

であることを証明するケロ。

 

の解答になっているんだわな~。

 

ちなみに、f問題を解いてみた_htm_m4c5499e.gif級の関数とは、

f(x)は連続な第二次導関数f''(x) をもつ関数

のことでおまっ。


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