論理を応用した有名なクイズ

お前らの前に、天国につながる道と地獄にゆく２つの道とに道が分かれている。
その分岐点に天使の姿をしたネムネコとブラゲロ・マムシがいる。
質問されると、ネムネコは必ず嘘をつき、ブラゲロ・マムシは必ず正しく答えてくれる。ただし、見た目から、ドッチがネムネコでブラゲロ・マムシかは判断できないケロよ。
お前らは、ネムネコ天使かブラゲロ・マムシ天使のどちらか一方にだけ、「はい」か「いいえ」で答えてもらえる質問するチャンスが与えられている。
さあ、お前らは、天国に行くためになんと質問するか？

コメント 2

　もう一日くらい、

「お前らが答える訳ないので仕方ないから俺がなんとかしてやる」

と恩着せがましくネコ先生がご発言なさるのを待ってたのですが、少なくとも自分のPCではニュースネタに押されてこのクイズが当日ビューから消えたので、回答らしきものを書きます(^^;)。

　じつはこのクイズの回答は知ってました。しかも中学生の時、自力で回答を見つけました。
　　　　　↑
　偉いぞ、ddt^3！。やっぱり只者ではなかったか！。・・・って、ネコ先生の影響を受けたかな？(^^;)。

　話せば長い事ながら・・・。

　・・・恐らく自分も、ネコ先生と同じくらいにヒネクレタ中学生だったと思います(^^)。

　中学時代の数学教師が「お前らは論理的に考えてない。数学は論理だ！。論理的思考の訓練をしろ！」とあんまりうるさく言うもんだから、

「こいつ、論理なんていう難しい言葉を出せば、泣く子も黙ると思ってやがるな」

と勘ぐり、質問しました。

「先生、論理っていったいどんなのですか？。何が論理っぽいんですか？」

・・・と。

　先生は一瞬困ってから、安堵と「またコイツかぁ～」という入り混じった表情を見せながら、このクイズを紹介したのでした。
　まぁ～先生の思惑としては、こんくらい難しい問題を出しとけば、いずれ飽きてさっきの質問も忘れるさ、だったと思います。ところがこっちは、ヒネクレ者の上に変態だったのです(^^;)。

　普通に考えれば、次のようになると思います。偶然に天国行きの道を指さし、

　　「天国行きですか？」

　(1)ネコ天使は「絶対の」嘘つきなので、答えは「No！」。
　(2)マムシ天使は「絶対の」正直ものなので、答えは「Yes！」。

　しかしネコ天使とマムシ天使は双子の深キョンのように瓜二つなので、見分けなんか付かない！(^^;)。

　この「論理」に破綻はあるのだろうか？と、御飯中もトイレで踏ん張ってる最中も考え続け（夢にも出てきた）、4日たちます。しかし(1)，(2)以外の結論は出ません。出ませんでしたが「この論理に破綻はない」と確信できました。そして5日目に、ついに方向転換します。

　4日目までを「戦術的」思考とするなら、5日目に、ついに「戦略的」に考え出します。先生が返答した時の表情を思い出したのです。先生は、

　・安堵と「またコイツかぁ～」という入り混じった表情を見せながら・・・

ではなく、

　・「安堵」と、またコイツかぁ～という入り混じった表情を見せながら・・・

このクイズを紹介したのでした。先生は、答えにくい質問に対して「安堵」したのです！。という事はこのクイズには、

　・必ず正解がある！

のですよ。受験でもそうですが、問題に必ず正解があると確信できる事は非常に重要です。色々と試行錯誤する気になるからです。

　既に(1)，(2)に論理的破綻はないと確信していたので、答えはその外です。5日目に色々と試行錯誤した時に気づいたのは、

　・質問の仕方は自由だ！

という事でした。でもそういう方向が正しいとしても、どういう質問をしたら良いのかは、やってみなけりゃわかりません。

　色々と試行錯誤した結果、次の質問になりました。

　偶然に天国行きの道を指さし、質問します。

　　「天国行きと嘘をつきますか？」

　(3)ネコ天使は「絶対の」嘘つきなので、答えは「No！」。
　(4)マムシ天使は「絶対の」正直ものなので、その答えも「No！」。

　従って両方から「No！」と言われれば天国へ行ける。この結論に達するまで、けっきょく一週間ほどかかりました(^^;)。


　しかしまだ終わりではないのですよ。

　あえて理由は書きませんでしたが、「天国行きと嘘をつきますか？」と質問して両方が同じ「No！」と言ったしても、確定はしないという意見もあるのです。それは、クレタ人の嘘つきパラドックスと言われたと思うのですが、興味があったら、ちょっと皆さん調べてみて下さい(^^)。


by ddtddtddt (2019-02-05 19:25) 

★　偶然に天国行きの道を指さし
☆　って言ったって　《偶然に地獄行きの道を指さしている》かも分かんないぢゃん？
by bragelone (2019-02-05 20:10)