今日のアニソン、「かんなぎ」から『産巣日の時』 [今日のアニソン]
今日のアニソンは、アニメ「かんなぎ」から『産巣日の時』です。
YouTubeには、「産巣日(むすひ)の時」はこれ↑くらいしかないので、これで勘弁してほしいニャ。
誤解しているヒトが多いけれど、「いざなぎ」、「いざなみ」の尊(みこと)は、皇祖神であって、圧倒的多数の日本人は「いざなぎ」、「いざなみ」の尊の末裔ではない。
古事記の中には「青人草」という言葉があり、日本人は「青々としたヒトという草」だにゃ。古事記の宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢ)のように、自然に「萌え」出た存在。「葦牙(あしかび・葦の芽)の神」の系統。そして、「青人草」の「草」は「葦」のことを指していると考えられる。
つまり、「萌え」は日本人の本質ってわけだケロ。
古事記の中には「青人草」という言葉があり、日本人は「青々としたヒトという草」だにゃ。古事記の宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢ)のように、自然に「萌え」出た存在。「葦牙(あしかび・葦の芽)の神」の系統。そして、「青人草」の「草」は「葦」のことを指していると考えられる。
つまり、「萌え」は日本人の本質ってわけだケロ。
だから、「血小板ちゃん」たちのように「かわいい」キャラを次々と生み出せるに違いない。
異議ありです。
◇ 誤解しているヒトが多いけれど、「いざなぎ」、「いざなみ」の尊(みこと)は、皇祖神であって、圧倒的多数の日本人は「いざなぎ」、「いざなみ」の尊の末裔ではない。
☆ キ(男)とミ(女)を人類の祖として 天皇家のカミであるアマテラスオホミカミが生まれたわけですが そのとき アマテラスを姉として その弟であるスサノヲノミコトも生まれています。
多くの日本人が スサノヲの末裔だとするなら・とか何とかいうまでもなく 天皇家と日本人一般の家系とは 真っ赤な血縁関係です。
by bragelone (2018-12-23 19:23)
コメント、ありがとうございます。
古事記によりますと、
青人草という言葉が登場するのは、アマテラス、ツクヨミ、スサノヲの三貴神の誕生する「身禊(みそぎ)」の前の段である「黄泉」なんですよ。
ヨモツシコメに追いかけられているときに、イザナギは桃の実を3つ取って、ヨモツシコメを撃退します。
そのとき、イザナギのミコトは、
「桃の子(み)よ、わたしを助けたように葦原の国の青人草が助けなさい」
と桃の子(み)にお命じになられる。
その後、イザナギのミコトは、事戸(ことど)を立て、黄泉の国のイザナミのミコトと決別なされます。
事戸を立てられたイザナミのミコトは、たいそう、お怒りになられ、
「あなたの国の(青)人草を1日に千人殺しちゃる」
と曰(のたま)われ、
イザナギのミコトは、
「ならば、私は千五百の産屋を建てます」
とお返しになられる。
このあと、黄泉の国に行き、身が汚れたから、禊をなされ、アマテラス、ツクヨミ、スサノヲが誕生する。
青人草の話は予言(かねごと)であり、このとき、ヒトはまだいなかった可能性は否定できませんが、
わたしは、そうではなく、このときすでに、青人草であるヒトは「葦原の中つ国」にいたのだと考えます。
アシカビの神さまのごとく、この時にはすでに、青人草は「萌え」出ていたと考えます。
青人草の「青」という言葉は、葉っぱ、植物だから青い(緑色)という単純なものではなく、
青春という言葉で示されるように、
春、若(若し)さ、「萌え」、生命を表しているのだと思います。
まぁ、日本人の中には、天津神系、国津神系に連なるヒトもいるでしょうが・・・。
by nemurineko (2018-12-23 22:03)
ん? こんばんは。よく分かんないんですが。
あるいは 別の角度からツッコミを入れるならば アマテラスとスサノヲとが ウケヒをおこなったときに 生まれたマサカツアカツカチハヤヒでしたかが 神武カムヤマトイハレヒコの先祖なのですから この神武らも アマテラスとスサノヲとの両者の子孫となるはずです。よね?
たしかに アマテラスら三貴子の誕生のいきさつも そしてこのいまのマサカツの誕生についても 自然のふつうの生まれ方ではないようなので 分かりにくいですが それでも スサノヲが 一枚かんでいるということは なおざりに出来ない――と思いますよ。
◇ 天津神系、国津神系
☆ これを言うと 天皇家の出自が半島系であるとの見方が 有力になりますし 日本の神話は レイシストだ――あるいは カースト制だ――という批難が 止まなくなります。
◇ 萌え
☆ は いいんですが。
by bragelone (2018-12-23 22:36)
ネットで調べたところ、
三浦祐之という先生が、私と同じ考え方をしているようです。
「青人草」は蔑称なのか、学者によって意見が違う。末木文美士氏VS三浦佑之氏
https://goo.gl/RaBjpc
「草木成仏」がどうのこうのという話も出ているようですが、これは天台本覚思想の日本的発展版であって、これは平安時代以降に生まれた思想であって、古事記とは無関係だと思うけどな〜。
by nemurineko (2018-12-23 22:37)
むすひ(産霊)も萌えも いいんですけれどね。
むす(生す)は 息子・娘のムスですよね。
◇ 「青人草」は蔑称なのか
☆ なるほど。気が付かなかったんですが 《草》に譬えているだけではなく そのいわゆる先住民の人間については その《誕生》も触れられていないではないか? ――と言われれば そうかも知れないですね。
そして もしそうだとすると スサノヲもあきらかに あちら方面(つまり 先住のアシハラ中つ国ではなく タカマノハラ国)の人間だとなります。
先住民は 天つ神系と国つ神系とから成る《人間》のほかに 言わば土蜘蛛といったような土人になりますね。
ま これは もしそうだとしても 原住と新来との区別だと見て――あるいは 中つ国とタカマノハラとの違いだと見て―― 大目に見ておいてよいと思います。
区別だけをしたのだと。
一点 引っかかります。
▲ (三浦佑之――☆ じつは この人の本は なぜか 読んでいません。) ・・・ヒコは男、ヂは神格をあらわしますから、ウマシアシカビヒコヂは、立派な葦の芽の男神という意味になります。
☆ この神の名を ヒコヂ(彦舅)という原文のまま受け取ることには 反論がありますよね。
要するに 最初の《独り神》の紹介をしているときに 人間が・そしてそれも《舅(しゅうと←せ(背)ひと)》が出て来るのは おかしいと。
なので 《こひぢ(泥)》(コは 小か)の書き間違いではないかと。芽を吹く葦の生える地のこととして。
◇ 「草木成仏」・・・は・・古事記とは無関係
☆ でしょうね。
いづれにしても タカマノハラ系のスサノヲの子孫も 日本人としているわけですから その人びとは 天皇氏と同じ血筋だということになります。
妻のクシイナダヒメは 先住の日本人なんでしょうね。
by bragelone (2018-12-23 23:32)
行き違いになってしまったようです。
正勝の神さまは、
アマテラス、スサノヲのどちらの神さまの子供なのか、
この2柱の神の子なのか、
については、
私にはわかりません。
地と天の結びつきという点では、
ニニギのミコトが、国津神のオオヤマツミ(イザナギとイザナミの子ども)の娘であるコノハナサクヤヒメと結婚し、この二人の間に生まれた子が皇室の祖になるということの方が重要なのだと思います。
そして、この結婚の結果、ニニギのミコトは死すべき者、すなわち、ヒトになってしまう。
本来、死すべき存在ではなかったアダムがエヴァを得ることによって、その代償として不死性を失うようにです。
ニニギが天から降りたときに、ヒトになったということのほうが重要だと思います。
なお、こうした神話の類型を俗に「バナナ型神話」といいます。
バナナ型神話
https://goo.gl/lSylfD
なぜ、神である(?)天皇はヒトと同じように死ぬのか。
この疑問への答という事になるのでしょうが、
天皇=現人神
という思想は、中央集権化が進む飛鳥・奈良時代に生まれた取ってつけたような政治思想だと、私は思っていますが。
そして、この政治思想は、中央集権化を目指す明治維新とともに復活した。
少なくとも、平安〜明治維新までの間、天皇は神ではないですよ。
民と同じように、迷える凡夫です。
こんなことを書くと、一部のネトウヨに怒られるかな(^^ゞ
by nemurineko (2018-12-23 23:58)
◇ ~~~~~~~~~~~
正勝の神さまは、
アマテラス、スサノヲのどちらの神さまの子供なのか、
この2柱の神の子なのか、
については、
私にはわかりません。
~~~~~~~~~~~~~
☆ いや 誰も 今と成っては はっきりとは分かりません。
ですが アマテラスオホミカミを皇祖神とするからには マサカツにさかのぼり かれには アマテラスだけではなくスサノヲがからんでいる。
――というところまでは はっきりしていると思われます。
つまり そこでもしスサノヲは無関係だとしても アマテラスの弟なのですから 天皇家とスサノヲおよびその子孫とは 血がつながっています。
つまり イザナキとイザナミとにも つながっている。と。
◇ ~~~~~~~~~~
天皇=現人神
という思想は、中央集権化が進む飛鳥・奈良時代に生まれた取ってつけたような政治思想だと、
~~~~~~~~~~
☆ つまり 例の雄略オホハツセワカタケルが 葛城の山で ヒトコトヌシ(一言主)のカミと出会う。そのとき ワカタケルは 《うつせみの姿であるとは 知らなかった》と言っています。
つまり 神は 姿が見えないと思っていたし 広く人びとは昔からそういう捉え方をしていたと知られます。
現人神なる思想は お二階さんならではの考え方だと思います。
それでも 聖書のごとく 《ただひとりの特異点として現われた》というような物語にしていれば いい線を行けたかも知れないんですけど。
◇ かみがみ と 不死性
☆ については 《ただひとつなる普遍神》の分身もしくは依り代と捉えるなら それらのかみがみが可死性を帯びてもよいでしょうし 可死・不死を問わなくてよいものごとであると見ておけばよいと思うんですが。
by bragelone (2018-12-24 00:20)
〇 マサカツアカチハヤヒアメノオシホミミ
正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命
☆ でしたね。ですから 簡略には オシホミミと言うのがよい。
そして もしこのオシホミミが ウケヒの出来事において アマテラスとスサノヲとのあいだに生まれた子だとすると けっきょく両者は 母なる皇祖神のアマテラスと父なる皇祖神のスサノヲとして並び立つのが じっさいの道理です。
スサノヲはタカマノハラを追放されたという事実があるわけですが もし男系一系をうたうのだとすれば 天皇家の血筋は スサノヲおよびイザナキにまでさかのぼると言っているのが ふつうだと思われます。
by bragelone (2018-12-24 18:45)