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ddt³さんから「座屈」についての記事をいただいた [ひとこと言わねば]

10月15日に、この「ねこ騙し数学」に多数記事を投稿して頂いているddt³さんから「座屈(Buckling)」についての記事をいただいたにゃ。
なので、今日から数回にわたって座屈についての記事を紹介することにするにゃ。

座屈ってのは、
焼き鳥の串のように長細い棒があるとするにゃ。この棒の端の片方を床やテーブルの上につけて垂直に立てるとするケロ。そして、床やテーブルにつけていない棒のもう片方の端を力を込めてギュッと押すと、細長い棒は、バネのように長さ方向に縮まないで、クニャっと横に折れ曲がるだろう。
こうした現象を座屈っていうにゃ。


上の動画のように、焼き鳥の串のような細長い棒でなく、太い鋼材であっても座屈することがあるにゃ。
 ――細長いというのは、例えば、棒の太さと長さの比で決まる幾何学的なもので、相対的なものだからね〜。――


いかにも、物理、土木という感じの内容だけれど、18世紀の偉大な数学者のひとりであるオイラーが登場するにゃ。
乞う、ご期待だにゃ。


なんで、ここで、「物語シリーズ」が出るかって?
同アニメの阿良々木くんは、数学が得意で、オイラーと呼ばれたがっていたらだにゃ。

ところで、オイラーといえば、いかにも数学屋さんといった感がする人だけれど、17、18世紀は、今と違って、数学(の解析学)と物理学は未分化の状態。
だから、ニュートンがそうであったように、微分積分などの解析学屋さんは物理学もやるんだにゃ。
ベルヌーイ一家、オイラー、ラグランジュ、ラプラス、ダランベールなど、数学史に名をとどめる大学者が物理学の力学をやっているんだケロ。19世紀の前半に活躍した大数学者ガウスは、数学者であると同時に天文学者であろうとしたしね・・・。フーリエ級数で有名なフーリエは、熱伝導の研究もしていたし、のみならず、エジプトの考古学まで研究していた(笑)。
数学(の解析学)と物理学がハッキリと分化したのは19世紀の半ばくらいだね。

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