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お前らに質問(前進差分と後退差分) [数値解析]

お前らに質問(前進差分と後退差分)!!

 

 

次の微分方程式の初期値問題がある。

  

この微分方程式の解がであることは言うまでもない。

 

ところで、この微分方程式を差分方程式で近似すると、

  

となる。

 

一方、後退差分を用いて(1)を差分方程式に書き換えると、

  

Δx=0.1とし、(3)と(5)を用いて計算した結果は次のとおり。



 

 

計算結果の大小関係は

 後退差分≧厳密解≧前進差分

になる。

 

次に、

  

について考える。

この解がであることは明らかだろう。

 

前進差分の場合、

  

後退差分の場合、

  

h=0.1とし、(7)、(8)を用いて計算すると、







となり、大小関係が逆転し、

 前進差分≧厳密解≧後退差分

の順になる。

 

これは偶然ですかい?

それとも、この大小関係の逆転、そして、厳密解が前進差分と後退差分による数値解の間に来ることには、何か、深い数学的な理由があるのですか?

 

お前らに、この深遠な(?)問題について答えてもらおうじゃないか!!

 



この問いを完全に答えられなくても、ある種の規則性、法則性を見つけられると、新たな地平線を見ることができると思うにゃ。


新たな高みに到達できるかい?


オマケ

 

微分方程式

  

に前進差分を用いて得られる差分方程式は

であり、後退差分を用いることで得られる差分方程式は

  

である。

omakedakero-graph-001.png(4)式中の

  

とマクローリン展開(テーラー展開)できるので、

  

したがって、(2)式で得られるよりも(4)式から計算されるの方が必ず大きくなる。

また、Δx1に比べて十分小さいならば、(2)式と(4)式はほとんど同じものになる。

 

微分方程式

  

の場合は、・・・。

お前ら、自分で考える(^^)

できた奴は、コメント欄に書いて、ネムネコのもとに送信するにゃ。

 

コッチは、差をとって数学的帰納法を使って証明すことになりそうだね。

 

 


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