お前ら、この問題を解くにゃ 微分積分 [高校の微分積分]
ネムネコが高校生のときに使っていた参考書を覗いていたら、「ちょっと面白い(総合)問題だな」と思う問題を見つけたので、解いてみるといいにゃ。
問題 半径1の半球がある。いま、底面に平行な平面αで切ったとき、2つの部分が等しくなったとする。
(1) xのみたす方程式を導け。
(2) 右のグラフを用いて、xの方程式を求めよ。なお、求め方も述べよ。
(3) (2)で求めたxの近似値を用いて、その値を小数第2位まで正確に求めよ。
カビが生えるほど古い問題でだけど、難しい問題ではないので、チャレンジしてみるといいと思うにゃ。
解けたヒトは、解答をコメント欄に書いて送信すると、ネムネコがそれを清書し(場合によってはグラフなどもつけて)、このブログで紹介するにゃ。
【解答もどき】
(1) 題意より
(2) 曲線y=x³と直線y=3x−1の交点のx座標は方程式x³−3x+1=0の解になるので、y=x³とy=3x−1の交点を調べればよい(右図参照)。
その交点のx座標をx₀とすると、右のグラフより、1/3<x₀<0.4で、x₀≒1/3。
x≒1/3
(3) ニュートン法を使うならば、
とおくと、
よって、x≒0.34。
(解答もどき終)
実は、
と変形し、
と計算しても、かなりよい近似値が得られたりして・・・。
追加問題 次の漸化式で定まる数列がある。
このとき、次の問に答えよ。
(1) のとき、であることを示せ。
(2) のとき、数列が収束することを示せ。
追加問題の数列の極限値をxとすると、
になるんだケロよ。
n | x_n |
0 | 0.5 |
1 | 0.375 |
2 | 0.3509114583 |
3 | 0.3477369447 |
4 | 0.3473495644 |
5 | 0.3473027741 |
6 | 0.3472971295 |
7 | 0.3472964487 |
8 | 0.3472963666 |
9 | 0.3472963567 |
10 | 0.3472963555 |
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