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定理1(極限の一意性)の別証明 [数列と級数]

ねこ騙し数学 定理1(極限の一意性)の証明

ねこ騙し数学の第2回目での証明では、背理法を使っているにゃ。

で、背理法を使わない証明を紹介すると、

定理1の別の証明_htm_7f2f6858.gif

として、

これをε‐δ論法(ε-N論法)で書くと

定理1の別の証明_htm_m3a7d0dbc.gif

となるケロ。

で、例によって

定理1の別の証明_htm_m25cec406.gif

とすると、上の式は

定理1の別の証明_htm_m5d51b2c5.gif

となる。

だから、

定理1の別の証明_htm_m68bcf59f.gif

 

で、上の式が何を意味しているかというと、α = βなんだケロ。

というのは、 

もし、α ≠ βならば、0 < |α – β| になり、
ε
は任意の定数なのでε = |α – β| /2 とすると

0 < |α – β| < |α – β|/2

になってしまう。
こんなことはありえないにゃ。

この矛盾が何故生じたかというと、α ≠ β としたから。

であるから、α = β でなければならない。

 


タグ:数列 極限
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