お前らに問題 位相編 10月26日 [位相入門]
お前らに問題 位相編 10月26日
Rを実数全体の集合とする。
空間の二つの点に対して、関数
と定めれば、これは距離の公理
を満たすので、距離(関数)になる。
空間に(1)で与えられる距離を入れた距離空間をと表すことにする。
d₁の右肩についている(n)はn次元を表すくらいの意味。
特に、n=2のときは、(1)は
となる。(下図参照)
例1 (1)で定められる、(1,2),(2,4)∈R²の2点間の距離は、
である。
また、このとき、通常の距離は
一般に、
さてさて、r>0のとき、
で定義される空間の集合を、点を中心とする半径rである距離空間の球面と呼ぶことにするにゃ。
特に、n=1のときは、
となり、数直線上の2点a₁−r、a₁+rになる。
「2つの点を球面と呼ぶのか」というクレームが来そうだけれど、定義上これは、点a₁を中心、半径rとする距離空間の球面だケロ。
球面という言葉が嫌いならば、超球面という言葉を使ってもいいが・・・。
では、ここで問題。
問 原点(0,0)を中心とし、半径が1である、距離空間の球面、すなわち、
を求め、それを図示せよ。
また、
と定義するとき、 を図示せよ。
さらに、原点(0,0)を中心とする半径1の”普通の”円の内部、すなわち、
ととの包含関係を示せ。
要するに、
か
のドッチが成立するか答えよってんだよ。
オレの書いた定義を理解できていれば、高校1年生ですら解ける、教科書の基本問題レベルの問題。
これをできないとは言わせない!!
こんなのはチョロいというヒトは、 との包含関係を答えるにゃ。
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