分数方程式、無理方程式の解法 [数学基礎]
分数方程式、無理方程式の解法
意外に間違いやすいのが分数方程式、無理方程式を解くことということで、分数方程式、無理方程式を取り上げることにするにゃ。
§1 分数方程式の解法
例題1 次の分数方程式と解け。
【解】
分母の最小公倍数(x–1)(x+2)(x–2)を両辺に掛けると、
x=−2は①の(右辺の)分母を0にするので、x=−2は解として不適。
よって、x=3。
(解答終)
上の例題1のx=−2のような解を無縁解という。
分数方程式①と、①に最小公倍数(x–1)(x+2)(x–2)を両辺に掛け分母を払った2次方程式②は同値ではないので注意が必要!!
だから、解の吟味を忘れずに。
問題1 次の分数方程式を解け。
【解】
(1)
①の両辺に2(x+1)(x+2)を掛けると、
(2)
両辺に(x–5)(x–8 )を掛けると
(3) 式の形に注目し、
とおくと、
u=1のとき、
u=2のとき
(解答終)
問題2 連立方程式
を解け。
【解】
対称性に注目し、u=x+y、v=xyとおき、①を書き換えると、
u=2,v=1のとき、
u=−1、v=−1/2のとき
(解答終)
§2 無理方程式の解法
例題2 次の無理方程式を解け。
【解】
両辺を平方すると、
さらに、両辺を平方すると、
x=2のとき
よって、x=2は解として不適(無縁解)。
x=7のとき
よって、解はx=7である。
(解答終)
問題3 次の方程式を解け。
【解】
(1)
両辺を平方すると、
x=4のとき
x=15のとき
よって、x=4が解である。
(2)
両辺を平方すると、
x=2のとき
x=3のとき
よって、解はx=2、3である。
(3)
両辺を2乗すると、
両辺を2乗すると
x=47は解として不適なので、解はx=7。
(解答終)
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