「お前ら、この問題を解け!!(6月19日)の解答(?)」 [お前らに質問]
問題 次の式で定められるxの関数(陰関数)yの極値を求めよ。
【解答】
yをxの関数として、⑨の両辺をxで微分すると、
極値を取る点ではy'=0(※)だから
⑨と(2)式より、
(1)をxで微分すると、
極値を取る点ではy'=0だから
よって、
のときだから、yはx=1/√3で極小で、極小値は−2/√3。
のときだから、x=−1/√3でyは極大で、極大値は2/√3。
(解答終)
なお、偏微分を使う場合、
とおくと、合成関数の微分法から
陰関数yが極値を取る点(x,y)ではdy/dx=0だからとなって、(2)式同じものが得られる。
また、yが極値を取る点では
(3)式と同じものが得られる!!
【別解(?)】
よって、のときに、y²は最大になる(はず)。
ということで、試しに、2x+y=0とx²+xy+y²=1を解いてみると、
この点は確かに存在し、
したがって・・・(^^))
(別解終(?))
危険な香りが漂っているけれど、そうなるのだから仕方がない!!
また、⑨式は、xとyを交換しても成り立つから、
も成立する。
もちろん、
と変形しても同じ結果を得ることができる。
「⑨ネコ、ちょっと待て。『お前は、極値を取る点ではy'=0だから』と、こともなげに書いているが、『⑨式で定められるxの関数y=φ(x)が極値をもつ点の条件は、φ’(x)=0となる点、または、φ(x)が微分可能でない点(*)』だ。
つまり、⑨³が成り立たないx+2y=0とx²+xy+y²=1を同時に満たす点
も極値を取る候補の点のはずだ。
なのに、⑨ネコ、お前は、ここの吟味をしていない。いいのか、そんなことで。」
「呼ばれもしないのに、出たな、お邪魔虫め!!
この記事を読んでいる奴らがこのことに気づくはずないから、これでいいんだよ。
俺とお前が黙っていれば、みんな、この記事を有難がって読む。そして、みんな幸せになれるんだにゃ。
だから、『寝た子を起こす』ような野暮な真似をしてはいけない。」
(*)
関数f(x)を極大または極小にする点は、f'(x)=0か、または、f(x)が微分可能でない点かで、これ以外にない。
例 f(x)=|x|とすると、この関数f(x)はx=0で極小である。そして、この関数はx=0で微分不可能である。
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