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第12回 2重積分の面積への応用 [重積分]

第12回 2重積分の面積への応用


2重積分のところで少し触れたのですが、実は

  
という2重積分は、集合Dの面積なんだケロ。

menseki.jpg

1変数の積分のところでやったけれど、x=ax=b、そして、y=f(x)y=g(x)とで囲まれる面積は、

  

また、
  

となるので、
2重積分を使うと、

  

そして、縦線集合Dを次のように定義すると、

  

①は

  

になるというわけ。


それでは、早速問題を解いてみよう。


問題1 次の図形の面積を求めよ。

  

【解】

これは原点を中心とする半径aの面積だね。

この領域D

  

これを

  

として計算してもいいけれど、これは計算が面倒(?)なので、極座標変換するケロ。そうすると、

  

になる。よって

  


こちらのほうが計算はずっと楽だケロ。


問題2 2y–x–4=0で囲まれた領域の面積を求めよ。

zu-13-2.jpg

【解】

この領域Dを縦線集合で書くと、

  

よって、面積は

  


かえって難しくしている話もあるが(^^

しかし、こういう問題になると、話が変わってくる。


問題3 r=1–cosθで囲む面積を求めよ。

【解】

  

なので、

  
  


ちなみに、これは次のような図になるにゃ。

zu-13-1.jpg

この図形の面積を1変数の積分の範囲で求められないのかといえば、できないことはないけれど・・・。


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