「積分を利用して、不等式を導く」の問題の解答例


 


問題 積分を用いて、次の関係が成り立つことを証明せよ。


  


【解】


x>0とする。


は増加関数だから、0≦t≦xとすると、


  


である。


したがって、


  


【解答終】


 


 


  


という関係は、x>0のとき、[0,x]


  


について平均値の定理を適用することで、証明することもできる。


平均値の定理から、


  


であるcが存在する。


0<c<xだから、


  


よって、


  


 


愚直に、


  


などと置き、これらを微分し、x>0のとき、


  


だから、f(x)g(x)は狭義増加関数。


よって、


  


したがって、


  


としてもよいけれど、積分や平均値の定理を使ったほうがスッキリ証明できる。


 


 


では、宿題を一つ。


 


宿題 積分を利用して、次の関係が成り立つことを示せ。


  


 


 




さらに、もう一曲♪