tickさんから、質問をいただいたので、答えたいと思います。


 


複素数を用いて極座標における速度、加速度を求める


 


http://nekodamashi-math.blog.so-net.ne.jp/2017-02-18-1


 


  


を微分すると、積の微分公式から


  


となりますよね。


  


だから、右辺第1項は


  


です。


一方、合成関数の微分公式から、u=iθとおくと、


  


となりますので、(2)の第2項は


  


となって、以上のことから、(2)は


  


になります。


 


オイラーの公式より


  


ですから、


  


この内積をとると、


  


よって両者は直交します。


また、


  


ですよね。


したがって、は半径r方向の単位ベクトルで、は円周θ方向の単位ベクトルになります。


よって、(3)式から、半径方向の速度を、円周方向の速度をとすると、


  


になります。


 


また、


純粋な数学の問題と考えれば、


チェーンルール(連鎖公式)から


  


となりますので、


  


よって、


  


 と、(3)を導くこともできます。