やってみたかっただにゃ


 


問題 サイコロをn回振る間に、1の目が出る回数をrとするとき、



となる確率を、n=50の場合について求めよ。


【解


n=50p=1/6q=5/6とおくと、



nが50と大きい(?)ので、これは正規分布に近似できて、正規分布表から、この確率は



である。


(解答終)


 


まぁ、こんなふうに解くことができる。


 


さてさて、二項分布(50,1/6)を正規分布



で近似していいものかどうかが気にかかって、コンピュータで乱数を発生させて、調べてみた。


サイコロを50回投げて1の何回出るか調べるという試行を100万回ほど繰り返して、確率分布、確率密度関数を求めてみた。


下の図がその結果で、赤い点と曲線がコンピュータを使ったシミュレーションの結果で、緑の曲線が正規分布。



近似できていると言えば近似できているし、できていないと言えば、できていない。なんとも微妙な結果だね。


 


乱数を飛ばすなんてまどろっこしいことせずとも、



を使えばいいじゃないか。


 



(表計算ソフトを使って計算した奴)


 


正論だけれど、乱数を使ってシミュレーションしたかったんだにゃ。だから、しょうがないにゃ。