試しにオイラー法で解いてみた


 


「この微分方程式くらいならば、オイラー法で十分じゃねぇ」と思ったので、


今日の記事で取り上げた


  


の近似解(数値解)を、最も簡単なオイラー法で求めてみた。


その結果は、コチラ↓。


 



 


とりあえず、これだけ合っていれば十分だろう。


 


上の連立微分方程式の場合、オイラー法を用いると、、時刻tにおけるu(t)x(t)の値を元に、時刻t+Δtu(t+Δt)x(t+Δt)


  


という簡単な式で表される。


Δtを一定にし、


  


とすると


  


 


ここからは余談だけれど、


①は次のように変形すると、


  


となり、そして、Δtは一定と仮定しているので、数列は初項、公比1−Δtの等比数列であることわかる。


したがって、


  


で、u₀=1とし、区間[0,1]n等分すると、


  


となるので、


  


そした、n→∞の極限を取ると


  


で、


  


の解は


  


だから、t=1とすると、


  


となり、この両者は一致するのであった。


 


ということで、


もうひとつの微分方程式


  


も、オイラー法で、結構、いい精度で解くことが出来そうだね。


こちらの場合は、


  


 


話を簡単にするために、としたけれど、


角度θで投げ出す斜方投射の場合、初期値は


  


だケロよ。


そして、γは無次元化された重力加速度であることに注意。


この無次元重力加速度に質点の質量、空気抵抗の比例定数などがすべて集約されているんだケロよ。


 


あと、Bloggerの方に、斜方投射のアニメーション動画をアップしておいたので、興味のある奴は見るといいにゃ。


リンク先はこちら↓


http://nemneko.blogspot.com/2019/08/blog-post.html


 


そしていつもどおり、自画自賛をして、記事を結ぶのであった。